HOME > 陶磁器 > 宋艸窯・竹之内 琢(鹿児島)

日々のモノ・コト

宋艸窯・竹之内 琢(鹿児島)の記事一覧

『沖澤康平×加賀雅之×鈴木史子 三人展』開催中 ~ 7月17日(月)まで。

梅雨が明けたのかどうなのか、イマイチハッキリしない連日猛暑の東京ですが、ひとまず天気には恵まれている『沖澤康平×加賀雅之×鈴木史子 三人展』も後半戦に突入し、今度の三連休で終了となります。初日と二日目は作り手の方々の在店日という事もあり、朝からたくさんのお客様にお越しいただき誠にありがとうございました。

初日はワタクシと加賀さん沖澤さんとオヤジ三人による暑いおもてなしをさせていただき、二日目は鈴木史子さんに爽やかにご案内していただきました。作り手の方達と記念撮影をされたり一緒に品物を選んだり、普段のMARKUSとは違った時間の流れと雰囲気で、私自身もとても楽しかったです。またこんな機会を作れたらと思っております。

会期は早くも後半戦で、これまでにたくさんの品物が旅立って行きましたが、沖澤さんのワイングラスも加賀さんのPan皿・Onigiri皿も鈴木さんの青いヤツも黒いヤツもまだまだ在庫がありますよ。今回はお三方にはたくさんご用意いただきましたので最終日まで見応え充分です。既に一度お越しいただいた方もまだこれからの方もご来店をお待ちしております。

今回の三人展では、メンバーがある程度固まった時点で既にビジュアル的なイメージが浮かんでおりました。光を集めて揺らぎ、明るさと軽やかさのある沖澤さんのガラス。シンプルで爽やかさがあり、料理映えする鈴木さんの陶器。その二つをうまく調和させつつ、スマートで存在感があり使い勝手の良い加賀さんの木工作品。

この3つの素材が季節感も織り交ぜてバランスよく絡み合う情景が浮かび、そのビジュアルイメージを『陽のあたる食卓』というキーワードに置き換えて事前に各作り手さんに投げかけておりました。でも実は『陽のあたる食卓』というのはオモテのテーマで、ウラのテーマも存在します。そして店主としてはコッチがメインだったりします。

では、このウラのテーマは何かというと『定番と少しの挑戦』です。もちろんこのウラテーマも作り手のお三方には企画書の中で提示しております。作り手の皆さんがこのウラテーマを聞いて、どう思われたのかはあえて聞いておりませんが、各々の作品の中に新しい何かを垣間見る事ができたので、きっと腑に落ちて下さったんだと思います。

これは私がこれまでのお付き合いの中から生まれた勝手なイメージですが、お三方とも新作をガシガシ作って個展やイベントもガンガン開催して積極的に発表する。というタイプではなく、日々の生活やこれまでのキャリアの中から生まれ、ブラッシュアップされた作品群を淡々と作り続け、少しずつ更新している。という印象を持っています。

だからこそこの3人にお願いしたというのもありますが、『定番と少しの挑戦』くらいの肩のチカラが抜けた感じの方がむしろよかったので、特に3人展に向けて最新作や限定品を何が何でも詰め込もうとは思っておらず、3つの異素材をMARKUSという場でアソートメントするセレクトショップ的な醍醐味こそが真のテーマだと思いました。

では、『少しの挑戦』とは何かと言うと、簡単に言えば『定番+α』です。と言ってもこの3人展の為に特別に最新作や限定品・コラボ商品のような特殊なお願いしたい訳では無く、『最近こんなの作ってみました』とか『定番化する前に反応を見てみたい』といった実験や試みといった感じで、そこに『少しの挑戦』があればと思いお願いしました。

沖澤さんには鉢モノもたくさんご用意いただきました。様々なカタチ、様々なサイズで充実のラインナップです。どれを取っても使うシーンが思い浮かぶ使い勝手のいいガラスのうつわです。また、ワイングラスも定番で製作されている全6種類をご用意いただきました。普段MARKUSでお取り扱いの無いカタチもございますので、この機会に是非。

加賀雅之さんからは人気のPan皿をいつもと違った彫り方で挑戦していただきました。写真の右下がいつものホワイトオークのPan皿。その他の3つが限定のオニグルミの変わり彫りです。そして今回は箱膳のような蓋モノもお願いしました。加賀さんの作る箱モノは重ねても蓋を載せてもカドやフチがピシッと揃い、見た目も使い勝手もとても気持ちがいいです。

鈴木史子さんからはこんな陶製のペンダントライトも届いております。うつわと同じくマットでサラッとした質感で、ガラスのシェードとはまた違う柔らかな光を灯します。そして新旧定番のプレート類も幅広いバリエーションでご用意いただきました。だいぶ少なくなってしまったサイズもありますが、今のところまだ全サイズ揃っております。

この三人展の会期も残すところあと3日。最終日まで見応えたっぷりの品揃えで皆様のご来店を心からお待ちしております。

また、3人展の会期中ですが新しい品物もいくつか入荷しております。鹿児島の宋艸窯さんからは鎬の平皿の中と小が届きました。深みのある色あいが好評でMARKUS開業以来の人気商品です。和でも洋でも馴染みが良く食材の色合いを引き立たせる使い勝手のいいうつわです。まとめ買いされる方が多いので気になる方はお早めにどうぞ。

楕円鉢も入荷しております。こちらは同じ色展開でも平皿とは違った印象で重厚感があります。裏側に残された型に当てた際の布目の跡や流れた釉薬の溜まりなど一つ一つの表情が豊かで、見た目にも手に取っても個性を楽しめるうつわです。常設スペースの問題で三人展の会期中は売場に出していないかもしれませんがご希望の方は店主にお尋ね下さい。

最後に、Mokuneji さんからコーヒーミルの新商品『黒 拭き漆』が入荷しました。元々漆器の木地を作る職人さんの技術を生かしたプロダクトで、使われている素材も漆器によく使われるケヤキなので『そのうち出るだろうな』と思っていました。そして飛びつきました。拭き漆なのでうっすらと木目も見え重厚になりすぎない印象で、時間をかけて育てたい一品です。

三人展が終了しましたら1日か2日かお休みをいただく予定です。決まりましたら改めてお知らせ致します。

続々と入荷しております。(4連発)

間もなく9月も終わろうとしておりますが、まぁ~今月は散々でしたね。ニュースでは9月24日の時点で、今月東京で雨が降らなかった日は2日しかなかったそうです。近所の商店主もみんな嘆いていました。MARKUSも例外ではありませんが、9月も終了間際になって立て続けに4件の入荷がありましたので、この勢いで何とか少しでも挽回したいものです。

IMG_2162a

という事でまず1発目は、春以来の入荷となる岐阜県 高山で活動されている 『 安土 草多 』 さんよりガラスのうつわが届きました。今回は2回目の入荷という事で、前回人気だった八角・クラックのシリーズにに加え、他のお取り扱い店では人気の為 『 秒殺 』 と、噂されるワイングラスもお願いしました。その他では小鉢類が何種類届いており、今回は比較的細かい品揃えとなっております。

IMG_2210a

続いては、信楽で作陶されている 『 八木橋 昇 』 さんより、黒釉のうつわが久しぶりに届きました。今回は定番の玉縁平皿の6~8寸と同じく玉縁の浅鉢が6と8寸。そして8寸のすり鉢とこれからの季節に活躍するスープ碗が入荷しております。そして来月にはいよいよ土鍋の第1便が届く予定です。今回の黒釉の器についても、まだ一部が先行入荷したモノなので、これから年末にかけて残りの分も続いて入荷する予定です。

IMG_2247a

そして3発目は鹿児島の 『 宋艸窯 竹之内 琢 』 さんから今回が2年ぶりの入荷となる楕円平皿と、MARKUSでは初めてのお取り扱いとなるしのぎのどんぶり、そして定番のマグカップが届いております。この楕円平皿は30×25㎝と、現在MARKUSでお取り扱いしている器の中では最大の面積なのですが、ワンプレートのお食事や年末に向けて人が集まる食卓ではこのくらいの大きさの平皿があると大変便利です。

IMG_2273a

今回初登場となるどんぶりですが、印象としてはどんぶりというよりボウルと言った方がしっくりくるかもしれません。もちろん麺類やご飯ものをガッツリ。という方にも十分おなか一杯になるボリューム感がありますが、サラダなど葉物の野菜をドッサリ盛り付けても似合います。こちらも他の宋艸窯さんのうつわと同様に、和でも洋でも中華でもしっくりくる、シーンを選ばないオールラウンドプレイヤーなうつわです。

IMG_2118a

そして今回の宋艸窯さんの入荷と同時期に、岐阜県 土岐市で作陶されている 『 河内 啓 』 さんからも入荷がありましたので、マグカップコーナーを作ってみました。宋艸窯さんのマグカップはMARKUSオープン時からの人気商品ですが、河内さんのマグカップもここ2~3年くらいの冬の定番で、ギフトなどにも大変人気の品物です。この先に入荷予定のある何人かの作り手の方にもマグカップをお願いしており、それらが入荷すればかなりの充実度となるでしょう。

IMG_2306a

という事で、4発目の入荷の河内啓さんですが、今回はマグカップ以外は鉢オンリーです。これから少しづつ涼しくなってくるにつれ、温かい食べ物が急に恋しくなります。そんな時にあると便利な大小カタチも様々な鉢モノ達です。
9月も終わりに差し掛かって連発で入荷が続きましたが、秋冬に向けて仕込んでおいた品物はまだまだたくさんございます。この先も続々と新しい品物が届く予定です。どうぞご期待ください。

 

小島 鉄平 祭り ・・・ 宋艸窯・蜂谷さん・woodpeckerさん

7月に入りました。とっくに梅雨入りはしているものの降りそうで降らない、それでいてジメジメしているスッキリしない毎日ですが、今年も半分が過ぎて、もう間もなく本格的な夏がやってきます。あるテレビ番組では 『今年は観測史上最高の猛暑と、NASAが発表しました』と、恐るべきコメントを発表していましたが、もう38度とか39度では驚かなくなってきています。決して慣れではなく、もはや諦めですね。

IMG_2227

4月以降、ここ3ヶ月ほどはまとまった大きな入荷も無く、鳴りを潜めていた感のあるMARKUSでしたが、ようやく売り場がガラッと変わる程のインパクトと物量の入荷がありました。まさに渇ききった売り場に恵みの雨です。そしてこのたびMARKUSに恵みの雨をもたらしてくれたのは、およそ1年と3か月ぶりのご無沙汰となる、長崎の 『てつ工房 小島 鉄平』 さんと鹿児島の 『宋艸窯』 さんで、偶然にも同じ九州の作り手さんからでした。

IMG_1936

小島さんは長崎にお住まいなのですが、昨年の入荷以降、何度か東京でお会いする機会があり、一緒に飲んだり食べたりしている中で、今取り組んでいる事や今後やってみたい事。作品のスタイルや制作過程の事。更には現在、新しい薪窯を自ら制作中だがいつになったら完成するのか全く見通しが立っていない事など、色々と興味深い近況を直接ご本人からうかがっていました。

IMG_2325 (2)

そして今年の5月に中目黒のSMLさんで毎年行われているGOLDEN SLIPWAREというイベントで小島さんにお会いした際に、これまでの水墨画のようなタッチのスリップウェアとはまた違った作風の新作を見せていただき、それ以降、何度か小島さんと連絡を取り合って今回の入荷にこぎつけました。その数なんと130点。小規模な企画展レベルの数量です。

IMG_2002

小島さんはとにかく勉強熱心な方で、MARKUSにも何度か入荷した『押し紋』のシリーズなどは、2014年に出西窯など山陰の窯元に勉強しに行った際に身に付けた技法で作り出しました。そして今回の可愛らしいタッチのスリップは、同じく山陰・島根の名工 『舩木 研児 』先生へのオマージュとして考えられたそうです。ひとたび新しいカタチに取り組み感触をつかむと、とにかくたくさん作って色々試したい性分の小島さんなので、夢中になっている内にたくさん作ってしまった。という事で今回の 『 小島 鉄平 祭り 』 となりました。

IMG_2069

それでも、以前のタッチのスリップの方が好み。という方もいらっしゃると思いまして、今回は新旧織り交ぜた品揃えとなっております。例えば同じ鹿紋でもどのように印象が異なるか実際に並べて比べてみるのも面白いと思います。そして今回のラインナップですが、人気の六角と角皿・丸皿などの小さいモノから 5寸・6寸・7寸・8寸と幅広いレンジで取り揃えた平皿。毎回入荷のたびに人気の角鉢と新作の楕円鉢。柄も幅広く色んな模様を見ていただきたいと思いまして、1品目当たりの数も多めにご用意いたしました。

IMG_2353

そしてスリップと並んで人気の押し紋シリーズも、今回は特に人気の高い呉須を中心に、楕円鉢の大と中、そして角鉢といった感じで、特に大きなモノで、どちらかと言うと平皿より鉢物人気が集まる押し紋シリーズのテッパンの品揃えでご用意しました。今回の押し紋は改良に改良を重ねて、前回までの入荷分と比べると大幅に軽くなりました。前の入荷分が既に完売してしまっているので実際に比べる事はできませんが、見た目の重厚感や存在感はそのままに、明らかに軽くなり扱いやすくなっております。是非お手にとってお確かめ下さい。

IMG_2038

そして小島さんと1日違いで入荷した宋艸窯さんからは平皿が届いております。また今回は久しぶりにφ27㎝の大サイズも入荷しました。これでおよそ2年ぶりくらいで大・中・小の3サイズ3色が揃いました。今年は春にも平皿・マグ・湯のみ・楕円鉢などが入荷し、ハイペースに頑張っていただきましたが、平皿の入荷は年内はコレが最後です。そして秋頃にはマグとどんぶりが入荷する予定です。

IMG_2405

まだまだあります。岐阜県のwoodpeckerさんからは、しばらく欠品しておりましたイチョウの木のまな板が2サイズ。山桜のカッティングボードも2サイズ届いております。こちらも相変わらずの人気で、気が付いたらいつの間にか無くなっているという状態なので、なるべく切らさないように気を付けているのですが、早めに注文を入れても最近では生産がなかなか追いつかなくなってきているそうです。

IMG_2447

最後に益子で漆器を制作されている 『蜂谷 隆之』 さんから、昨年末に人気だった李朝椀のMARKUSオリジナル塗り分けバージョンが再入荷いたしました。ここ最近は暑い時期でも漆器をお求めになるお客様が多く、特に以前から人気の筒鉢や今回再入荷した李朝椀などは、今の時期ですとおそうめんや冷たいお蕎麦などをツルッといきたい時などにとても重宝します。

IMG_0976

7月に入り、急に活気づいてきたMARKUS。特に今週は毎日何かしらの品物が届いているので忙しくて夏バテどころではなくなってきました。暇が続くと身も心もダメダメになっていく私なので、毎日が忙しいというのはありがたい事です。今回の入荷ラッシュで売り場も随分変わって見応え充分です。2016年の後半戦を活気ある売場でスタートできました。皆様のお越しをお待ちしております。

季節も変わり、安土草多さん(ガラス)入荷しました。

東京の桜の開花宣言は少し前に出たようですが、気候はまだまだ春と冬の境目を行ったり来たりしているようです。MARKUSの店内も年明けからの入荷ラッシュが一旦落ち着きまして、昨年末から長期にわたり猛プッシュしていた耐熱モノ祭りも季節の移り変わりとともに収束させ、今度はガラス祭りで皆様のお越しをお待ちしております。季節をひとつ飛び越えて、何となく初夏の装いですが、こうしてみると今すぐ欲しい品揃えです。

IMG_4731a

これまでMARKUSでガラスと言えば茨城の『 河上 智美 』さんと岐阜の『 沖澤 康平 』さんのお二人でしたが、このたび新たに岐阜県 高山市で活動されている 『 安土 草多 』 さんが加わりました。今回の安土さんからの新入荷を機に売場の装いをガラッと変えたわけですが、せっかくなのでガラス特集という事で先月入荷したばかりの河上智美さんのガラスと、こちらも先月入荷の大谷健一さんの別府の竹細工も組み合わせて提案したところ、すっかり初夏の装いとなってしまった次第であります。

IMG_4791

4月になれば沖澤さんのガラスや大谷さんの竹細工の追加分も入荷する予定なので、このラインナップも今後さらに充実していきます。そして窓際では河上智美さんのグラス類と合わせて、週末にようやく入荷した木工のSemi-Aco(加賀 雅之)さんのPan皿・Onigiri皿・コースターも定位置で並んでおります。先日の3連休中に入荷したため告知が間に合わず、今日までに既にかなり減ってしまっております。スミマセン。

IMG_4833

そして、今回が初めてのお付き合いとなる 『 安土 草多 』 さんのご紹介です。1979年生まれの安土さんは、同じくガラス作家のお父様、『 安土 忠久 』 氏の指導のもと2001年より宙拭きガラス作りの修行に入り、2002年には現在の活動拠点となっている岐阜県 高山市に自身の窯を築き、若くして独立を果たします。また、2011年には日本民藝館展に入選するなど、精力的に活動している若手実力作家の一人です。

IMG_4857a

安土さんの作品は何年か前から見知っていたものの、初めてお会いしてお話したのは昨年の 『 TOKYO CRAFT MAP 』 のパーティーの場でした。その後、9月に銀座松屋で行われた 『 銀座手仕事直売所 』 で再びお会いして、その会期中に2度ほど一緒に飲むことがあって、その時のノリと勢いでお付き合いする事になりました。まさに酒の席から始まった仕事。というやつです。(実際はそんな適当なモノじゃないですが。)

IMG_4815

写真では少しわかりにくいですが、安土さんの作るガラスはアンティークのような少し黄味がかった色をしていて、溶け始めた氷の塊のような透明感と奥行きのある揺らぎがあります。手にした際に感じる角のとれた丸みとぽってりとした厚みは安心感があり、日常使いには最適です。また、大きな特徴の一つとして、個々の品物が均一にならないように、あえて個性が出るよう一つ一つ微妙に表情を変えながら仕上げているそうです。

IMG_4503

そして今回は、初の試みとしてペンダントライトを4種類作っていただきました。安土さんのガラスで作られる照明は、ガラスそのものがもつ厚みや揺らぎで柔らかな優しい明りを作り出します。このペンダントライト1灯で、例えば読書ができるレベルまでお部屋を明るくする事はできませんが、この明かりが灯された空間は居心地のいい癒しの空間となるでしょう。また、昼間、明かりをつけていない時も太陽の光を通してゆらゆら揺れる光のオブジェのように、夜とはまた違った表情を楽しむ事ができます。

IMG_3831

最後に、先月に引き続きまして久しぶりの入荷となります。鹿児島の宋艸窯、竹ノ内 琢さんの 『しのぎ楕円鉢 』 が届きました。昨年1年間の空白を取り戻すかのように今年の入ってから続けて届けて下さっています。この楕円鉢は宋艸窯さんの作品の中でも隠れた人気商品で、大が¥8,640と中が¥6,480と、比較的高単価な割にはいつの間にか早々と完売してしまっています。程よい大きさと深さ、和でも洋でも中華でも食材を選ばず何でもこなしてくれる懐の深さというか使い勝手の良さが人気でギフトなどにも重宝しています。

IMG_4905 (2)a

そして今年もやります 『 TOKYO CRAFT MAP 2016 』 。このお知らせを書いている最中、つい先程、2016年版のMAPが届きました。昨年の30店舗から更に参加店舗が増えまして、今年は40店舗の、東京で民藝・工藝・クラフト・手仕事の品々を扱うお店にご参加いただき、ひとつのマップに集結しました。今年の活動や詳細につきましては来週のお知らせの中で、4月の予定と合わせてあらためてご紹介します。さっそく本日より配布を開始しますのでご興味のある方は店頭でお声掛けください。

 

宋艸窯と別府の竹細工

先日は東京にも春一番が吹き、それ以降は日中の日差しも暖かく、少しだけ春が近づいてきたような陽気が続いております。春に向けて仕込んでいたネタも徐々に届いており、少しづつですが長かった冬の終わりと入れ替わりにMARKUSにも新しい品物がやってきます。

これから3月にかけて、お待ちかねの品物や新ジャンルというか新しい試みの入荷が続き、4月末には個展も控えています。この先のMARKUSにご期待ください。

IMG_0624

そして今週は、およそ1年ぶりの入荷となる 『 宋艸窯 (竹之内 琢)』 さんのうつわが鹿児島から届きまました。
宋艸窯さんはMARKUSオープン時からのお付き合いで、以来根強いファンの方がたくさんいらっしゃいます。
シンプルで使いやすく、鮮やかな発色の宋艸窯のうつわは和洋問わず普段の食卓を華やかに彩ります。特にこれから迎える春や初夏には目にも爽やかな瑠璃色や緑がよく映えます。

IMG_0468

久しぶりの今回は、平皿の小と中、人気のマグカップと湯呑といった細かなものが中心です。欠品中もたくさんのお客様からお問い合わせをいただいておりましたが、ようやく人気のラインナップが全色で揃いました。

今回入荷分の他に、平皿の大と楕円皿。楕円鉢の中と大も注文しておりますので、これらは春頃には追加で届くと思います。恐らくその頃には今回入荷分の大半も無くなってしまっていると思いますので、長らくお待ちいただいていた皆さま、お早めにどうぞ。

IMG_0749

そして今回初めての取り扱いとなる新ジャンル。もっとも古い文献では 『 日本書紀 』 にも記述が残っており、大分県で唯一の伝統工芸品として指定されている 『 別府竹細工 』 です。

真竹(マダケ)の生産量が日本一である大分県で、その豊富な資源を利用して室町時代の頃から本格的に竹工芸が盛んになりました。また別府は日本有数の温泉地という事もあり、湯治客用のカゴや日用品としての需要も相まって別府市の地場産業として定着し、現代にいたるまで盛んに生産されてきました。

全国には数多くの竹細工の産地があり、MARKUSでも岩手県 鳥越のスズ竹、新潟県 佐渡の孟宗竹、といった産地によって異なる竹を使った、それぞれの地方に残るカタチの竹細工を扱ってきました。

IMG_0788

別府で使われている真竹は肉厚で弾力性があり曲げや圧力に対する抵抗力が強い事から細工物だけでなく、古くは建材などにも使用されてきました。別府の竹細工は農器具や生活雑器の色が濃い他の産地のモノと比べて仕上がりの美しさから、どちらかというと工藝品・美術品といった側面が強く感じられます。

その工程の大半は竹ヒゴづくりで、まずは油抜きという工程を経て艶やかな象牙色になった真竹を1㎜より薄いヒゴに裂いていきます。それを亀甲編みや網代編み、八目編みといった地方に伝わる様々な美しい編み目でそれぞれの形に編み上げていきます。

今回MARKUSがお願いした作り手は、大分県 別府市にお住まいの一級竹工芸技能士 『 大谷 健一 』 さんです。1965年 埼玉県の生まれで、2003年から大分県竹工芸訓練センターに入校し、2005年からは伝統工芸士の 『 油布 昌伯 』 氏に師事しました。その後、別府市の竹工芸展において何度も受賞したり数々の工藝展やイベントに参加するなど、精力的に活動されています。

このページの先頭へ