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日々のモノ・コト

清岡 幸道の記事一覧

スリップウエアと耐熱のうつわ

これからX’masや年末に向けて入荷ラッシュが続きます。特に先週末から今週末にかけて、まとまった入荷がありますので、
お店の中はもうかなりパンパンです。これ以上入荷しても、もう品物を出すところが無いくらいのボリュームとなりそうです。

という事でまずはひそかに温めていた新規のお付合いとなる作家さん。静岡県の伊東で活動されている『齊藤 十郎』さんの
スリップウェアです。スリップ大好物の私としてはMARKUSを始めるずっと前から好きな作家さんで、このたび念願かなって
お付合いさせていただける事になりました。

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1969年、神奈川県藤沢市の生まれで、現在は『Juro Pottery』という名で伊東に自らの窯を構えておりますが、陶芸に関わる
前はとび職をしていたというガテン系陶芸家です。とび職時代に薪で焼成されるうつわに魅了されて、1993年より熊本県の
小代焼 ふもと窯の井上 泰秋氏に師事し、轆轤仕事の基礎と薪での焼成を学びました。熊本での修業時代にある民芸店で
見たうつわの存在感に引き寄せられ、その後、1998年より鳥取県の岩井窯の山本 教行氏に師事し、造形的な部分を学び
ながら更に修行を積まれました。翌1999年には岐阜県朝日村(現、高山市朝日町)に移り、独立を果たしました。

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その岩井窯での修業時代の兄弟弟子に、当時、陶芸の修行を始めて間もなかった、MARKUSでも人気の作家さんである、
牧谷窯の杉本 義訓さんがいらっしゃいました。実は十郎さんと私を直接引き合わせてくれたのは杉本さんで、昨年のある
イベントで以前から面識があった杉本さんとお話ししている所へ十郎さんがいらして、私が以前から十郎さんの事を話題に
していた事を覚えていて下さった杉本さんが、その場で紹介して下さったのが始まりです。
2004年より活動の場を現在の伊東に移しご自身の登り窯を築きました。2008年にはイッテコイ窯に直して現在に至ります。

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イッテコイ窯とは、登り窯が火の通りが一方通行であるのに対して、往復で火が回る為に、比較的に短時間で薪での焼成が
できる効率的な窯です。そして、今年2014年から再び新しい登り窯を作り始めて、更に精力的に製作活動をされています。

十郎さんのうつわは、スリップウェアらしい重厚で肉厚な質感があり、ダイナミックで力強い模様との相性が、スリップ好きの方
でなくとも惚れ惚れとしてしまいます。ご自身も料理好きとあって、使いやすい形、料理が映えるデザインを意識されており、
大皿などは、人が集まる食卓でデンと中央に構えてもらいたい主役を張れる存在感があります。皆様の食卓にもぜひ。

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続いては、耐熱陶器のご紹介です。11月に入荷した、滋賀県 信楽の 『八木橋 昇 』 さんの土鍋などを含む、耐熱陶器の
第2便が入荷したので、これを機に先日ご紹介した愛知県の 『 鈴木 史子 』 さんの耐熱のうつわなどと合わせて、中央の
テーブル上に耐熱のうつわを一挙に集めてみました。以前からお取扱いのある 『 清岡 幸道 』 さんの陶器のフライパンも
この際いっしょに並べてみると、耐熱陶器だけでもそこそこ見応えのあるラインナップとなりました。

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今回、八木橋さんから第2便が届いて、平土鍋は1尺の黒が1点、8.5寸の黒が1点、白が2点となりました。八木橋さんからの
今シーズンの入荷はコレが最後となります。前回の入荷分では、入荷した翌日に1尺の方から真っ先に売れてしまいまして、
今回は年末年始を控えた、シーズン真っ最中という事で争奪戦が予想されますので、気になる方はお早めにどうぞ。

八木橋さんの平土鍋は、一般的によく見る土っぽいザラッとした質感の全体的に丸っとした土鍋と違い、平底で筒型なので、
見た目以上に容量があり、鍋料理以外の普段のお料理にも使い勝手がよく、機能的でスマートなデザインが特徴です。

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あらためて商品のサイズなど、詳細を記しておきます。

1尺 の平土鍋は、直径32cm ・ 持ち手を含む最大幅で40cm ・ 鍋本体の高さ11cm ・ フタを含む最大高さ19cm
と、迫力ある大きさです。およそ4~6人分というところでしょうか。    ■ 平土鍋 1尺 ¥21,600-(税込)

8.5寸は、直径26cm ・ 持ち手を含む最大幅で35cm ・ 鍋本体の高さ10.5cm ・ フタを含む最大高さ17cmで、だいたい
2~4人分くらいの使いやすいサイズです。   ■ 平土鍋 8.5寸 ¥18,360-(税込)

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今回土鍋と一緒に届いたのが、同じく耐熱陶器のグラタン鉢です。小さい方は1人前のオーブン料理にちょうどいいサイズ。
大きい方はたくさん作るラザニアなどにも便利です。また、深さもそこそこある為、もはや少し浅めの両手鍋といった使い方
もアリかと思います。オーブン料理だけでなく煮物からスープなど、アツアツをそのままテーブルに並べて、温かい冬の食卓
を演出してみてはいかがでしょうか。また、耐熱のうつわは使い込んでいく内に表情豊かに風合いが変化していきます。
使って、育てて、愛着が増していくのも耐熱陶器を使う醍醐味かもしれません。

 

ぬかぽんといろいろ

今年も 『 ぬかぽん 』 の季節がやってまいりました。新潟にある 『 はつめ舎 』 さんが作るぬかぽんは、新米の収穫が終わり、
そのお米から採れたぬかを使って作られるため、今シーズンの分は10月中旬の今頃、本日から発売開始となります。

昨年買いそびれた方や今年も引き続き、という方のために改めてご説明を。『ぬかぽん』は、玄米・煎り糠・海水塩が入った、
天然の素材だけでできたホットバッグです。日本有数の豪雪地帯で米どころである新潟県でひとつひとつ手作りしています。

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電子レンジで約1分、または蒸し器で10分ほど加熱して使います。温かくなった『ぬかぽん』を、疲れや冷えを感じる部分に
あててみてください。からだの芯まで伝わるしっとりとした温かさ、煎り糠の香ばしい香りに、からだもこころもほっと休まります。

これから寒くなるにつれて、ゆっくりお風呂につかったり足湯をしたり、カラダをじゅうぶんに温めて体調を整える事は、とても
大切です。ですが、本当に疲れているときは、それすら面倒になって疲れをため込んでいって体調を崩してしまう。そんな事
にならないように 『ぬかぽん』でカラダを温めて、簡単すっきりリラックスするのはいかがでしょう。

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サイズは全部で3種類。首や肩などにちょうどよく、持ち歩きにも便利なSサイズ。腰や背中など広い範囲に使えるMサイズ。
ヒザや肩・腰・お腹などに巻きつけてじっくり温められるヒモつきサイズがあります。

 袋は2重になっており、どちらも綿100%です。外側の生地は5種類の柄をご用意しました。ストライプ緑 ・ピンク ・青の3柄は
 シャツ生地のようにサラッとした質感。チェックグレー ・青はダブルガーゼで、しっとりとした肌触りの生地を使用しています。

● Sサイズ : ¥1,188- ・ Mサイズ : ¥2,052- ・ ヒモ付きサイズ : ¥3,888- (全て税込価格)

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お次は、MARKUSでは山桜のカッティングボードやイチョウの木のまな板、ひのきの洗たく板でおなじみの木工作家さん。
woodpeckerさんの新作から、茶褐色の木肌と深みのある濃い木目が美しい国産山桜のシンプルなプレートが届きました。

今回は菓子皿やアクセサリートレイにちょうどいい5寸と朝食のパン皿としてもディナープレートとしても使える7寸の2サイズ
が届きました。シャープなデザインですが厚みがあり手に馴染む質感なので、お気軽に毎日使い込んでいただいて、その
風合いが味わい深く変化していく過程を楽しめる木のうつわです。

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続きまして、滋賀県の信楽で作陶されている 『 清岡 幸道 』 さんの耐火陶器のフライパンが再入荷しました。MARKUSでも
かれこれ1年以上お取扱いさせていただいておりますが、気が付いたらいつの間にか売れて無くなっている人気商品です。

今回久しぶりに2サイズ揃い、調理道具としてはもちろん器としても楽しめるので、これからの季節、グラタンなどのオーブン
料理からスペイン料理のアヒージョなど、アツアツのできたてをそのままテーブルに並べて楽しみたいお料理に大活躍です。

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最後にこちらも再入荷。SEIKO社製 Riki Watanabe (渡辺 力)デザインのキッズウォッチです。キッズウォッチと言っても
大人の女性の手首にもピッタリで、袖口からチラッと見えるアクセントとなるカラーバリエーションでギフトにも最適です。

オモチャのように見えますが、渡辺力氏デザインによる「自由で堅実なデザイン」をポリシーとした見やすさと使いやすさに
加え、ファッション性やカジュアル感も追求したシンプルなデザインのカジュアルウォッチです。

団扇と扇子 いろいろ

6月も中盤に差し掛かり梅雨全開という日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ジメジメとした長雨の毎日も、
あともうしばらく我慢したら夏がやってきます。MARKUSで夏の小道具と言えば、蚊遣り器 ・ 日傘 ・ 手ぬぐいが定番ですが、
今年は団扇を充実させて、『 日本三大うちわ 』 を揃えてみました。

まずは、昨年からのお取扱商品のおさらい。香川県の名産、丸亀うちわです。丸亀うちわの起源は古く、1600年代前半、
金毘羅参りのお土産品として、金毘羅大権現の別当である金光院の住職の発案で作られたのが始まりと言われ、今では
国内の竹うちわ生産の8~9割を占めるトップシェアとなっています。

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MARKUSでは、明治以降から丸亀うちわの定番の形である 『 平柄うちわ 』 をアレンジした2種類を取り扱っております。
両方ともMARKUSでオープン以来お世話になっている  『 五八PRODUCTS 』 さんのデザインで、そのうちの一つである
『 Ojigi 』 は、うちわを手に持ってあおぐ時に、ちょうど自分の正面に来るよう角度をつけて使いやすくなっており、それが
認められ、2010年にグッドデザイン賞特別賞を受賞しました。

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日本三大うちわの二つ目の 『 京うちわ 』 も、五八さんのデザインで 『 Ojigi 』 スタイルを用いられたアレンジをされています。
『 京うちわ 』 最大の特徴である 『 挿柄 』 を活かして、団扇の面いっぱいに金魚と貝殻の模様が涼しげに広がっています。

日本三大うちわの三つ目は、千葉県館山市の 『 房州うちわ 』 です。房州うちわの歴史は丸亀・京よりも比較的浅く、明治が
始まりと言われています。特徴は柄の部分にあり、丸亀は扇部分と一体となった平柄。京は扇部分とは別素材となる挿柄。
そして房州うちわは扇部分と一体となった丸柄で、骨の数は48~96本と非常に細かい職人技を見る事ができます。

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 MARKUSで取り扱っている房州うちわは、扇部分に型染め作家の巨匠、『柚木沙弥郎』さんによる絵柄を使用されています。
柚木沙弥郎さんは1922年生まれ、90歳を超えた今でも現役で精力的に活動されている作家さんです。型染めの人間国宝
である芹沢銈介に学び、民芸運動の影響を大きく受け、その味わいを色濃く残しております。大胆な色彩や絵画的主題には
暖かさとユーモアがにじみ出ており、うちわとしての実用的な用途だけでなく、1枚の絵画として楽しむこともできる作品です。

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最後に型染めの京扇子。こちらも昨年よりお取扱いしておりますが、実は季節を問わず1年通して人気のある商品です。
1718年創業の京扇子の老舗 『山岡白竹堂 』 の扇子に、型染め作家の 『 関 美穂子 』 さんによる昆虫と植物の絵柄で
染め上げられた型染め和紙を張り、熟練の職人の手によって仕上げられています。大胆な構図でありながら控え目な
色使いの絵柄は和装はもちろん普段着の気軽なお出かけにも合い、男女問わず幅広い年齢層の方に人気があります。

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最後にうちわではありませんが、再入荷のお知らせ。毎回少量の入荷の為に常に欠品状態の信楽(滋賀県)で作陶されて
いる『清岡 幸道』さんの耐火陶器のフライパンが入荷しております。一人前をコンロで調理して、オーブンで焼き目を付けて
アツアツをそのままテーブルに出しても見栄えする、うつわとしても楽しめる便利なフライパンです。最近は国内のみならず
海外の展示会にも出品され、人気を集めているそうです。

新商品が続々入荷 (クラフト編)

7月に入り、間もなく梅雨明け(だと思います)。MARKUSもオープンして1カ月とちょっと経ちました。
この辺で、お店の変化(進化?)をお見せしておこうと思いまして、いくつか本日入荷した新商品をご紹介します。

まずは、色鮮やかな型染めの扇子です。

扇子セミ

型染め作家の関 美穂子さんと、創業 天保3年(1718年)の京扇子の老舗 山岡白竹堂さんによる『型染め京扇子』です。

色彩鮮やかなトンボをモチーフにした図柄と、柿渋染めの和紙にセミを描いた、なんとも渋いオトナな2柄をご用意しました。
2柄とも専用の扇子袋付きで、¥6,300(税込)

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続いては、滋賀県の信楽で活動されている『清岡 幸道』さんの耐火陶器のシリーズです。

耐火性に優れた信楽の土を使用していますので、直火にかけたり、オーブンでの使用が可能な非常に実用的な器です。
調理して出来上がったらそのまま食卓へと並べることを意識して作られていますので、テーブル上で使いやすいサイズで、
食器として食材との相性もよく、食卓に並んだその他の食器とも馴染みやすいデザインとなっております。
・耐火陶器 フライパン 中 ¥4,410(税込)
・耐火陶器 フライパン 大 ¥6,300(税込)
・耐火陶器 スープボウル ¥3,360(税込)

伊藤環

 最後に、昨年、神奈川の三浦市から岡山へ活動の場を移された『伊藤 環』さんのマグカップです。

ぽってりとしたフォルムなのにシャープな飲み口が、とても使いやすそうなデザインで、7世紀から8世紀頃の新羅(朝鮮)の
土器をベースに作られています。
黒釉薬 ・松灰釉 の2色。 ¥3,990(税込)

 

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