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田中 大喜(滋賀)の記事一覧

『田中 大喜 陶展』 開催中。5月1日(日)まで。

お知らせしておりました 『 田中 大喜 陶展 』 ですが、先週末の23日からスタートして、間もなく後半戦に突入します。初日と2日目にはたくさんのお客様にお越しいただきまして、たくさんのうつわが旅立っていきました。これまでにご来店いただいた皆様、本当にありがとうございます。

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今回は定番から新作まで多岐にわたる品揃えで、既にたくさんのお客様にお買い求めいただいたとは言え、あまり一つの品物に人気が集中する事が無かったため、まだまだ目ぼしい品物がたくさんございます。これからご来店いただく方、既に一度お越しいただいた方、まだまだ選び甲斐のある品揃えですよ。

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先程申し上げましたように今回は幅広いバリエーションとなっておりまして、大きく分けますと3つのグループに分類されます。まずは、もはやMARKUSでも定番の渋い茶斑釉と深みのある淡灰釉の2色からなる、洋を意識したシリーズ。今回は人気のマグカップとポットを多めにお願いしました。また、カップ&ソーサーやデミタスカップは初登場です。そして丸っとした形が可愛らしい花器も微妙にフォルムを変えてたくさんあります。

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2つ目のグループが、これまでにもお取り扱いのあった深みのある艶が美しい黒鉄釉と、今回が初お披露目の新しい釉薬、 『森釉 』と名付けられた、1点1点の個性が出ていて選ぶのが楽しいマットな釉薬のシリーズです。同じ黒でも全く印象が異なり、今回の個展では注目度が高くお客様それぞれのベストチョイスを選んでいらっしゃいました。

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作り手の田中さんいわく、非常に不安定な釉薬を使用しているそうで、同じ材料・同じ釉薬・同じ条件で作っても、それぞれの個性が際立ち、同じものは2度と作れないという事で今回の個展に向けたくさん焼いて下さったそうなのですが失敗も多く、まさに一期一会のうつわだそうです。あえてシンプルな形に仕上げてあり、それぞれ異なる釉薬の表情を楽しんでいただきたいうつわです。

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そして、艶のある黒鉄釉も人気の楕円鉢の大小から、新作の八角鉢・飯碗なども作っていただきました。先程の『森釉』と共通したカタチもいくつかありますので、2つの違いを楽しんで使うのも面白いかもしれません。写真では見えにくいですが、7寸・8寸の石皿や8寸の平皿、どんぶり鉢などもご用意しております。

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さらに黒鉄釉と森釉のポットや急須、フタ物も様々なパターンで作っていただきました。特に急須はコロンとしたフォルムが可愛らしく、女性でも片手で使いやすい大きさとなっております。ポットの方はハンドル型と、たたいて伸ばした荒々しい表情の金属のツルを付けたタイプの2種類ございます。どちらも急須同様に田中さん独特の丸っとしたフォルムにキュッと突き出した注ぎ口が印象的です。

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最後に、今回のDMを見ての前評判が非常に高かった灰釉と淡緑釉のシリーズです。灰釉の方はこれまでにもお取り扱いがありましたが、今回はこれまでの灰釉のラインナップとは異なり全体的に型打ちと彫り物による加飾が施され、どれも非常に手の込んだ作風となっております。

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今回が初登場となる淡緑釉は蓮の花弁をモチーフにした装飾が一つ一つ彫られており、深みのある釉薬の色合いと相まって、とても上品な仕上がりとなっております。手にしたときに手のひらに触れる彫り物の凹凸が心地よく、見た目だけでなく触れて使って味わえる楽しみが詰まっています。

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灰釉の方では、菊・桔梗・桜といった花をモチーフにしており、目を引く華やかな形状でありながら透明感のある灰釉の控えめな色合いが全体の印象を抑えて派手さを上手く取り除いています。薄緑色なガラス質に変質した釉溜まりにも一つ一つ個性が表れ、お客様が自分好みの一つを選び出すポイントとなっています。

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特に問い合わせが多く人気があったのが大小の菊形鉢で、『DMの写真がキレイだった。』というお声もいただきまして、私も頑張って何度も撮り直した甲斐があったというモノです。Photoshopは持っているのですがほとんど使いこなせていないので、ほぼ無修正です。この造形美と透明感をお伝えする事が出来て何よりです。

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ここから後半戦。まだまだたくさんの作品と共に皆さまのお越しをお待ちしております。これから参戦予定のお客様もまだまだ見応え充分ですし、既に一度ご来店いただいたお客様も心残りがありましたらこの機会をぜひお見逃しなく。よろしくお願い致します。

『田中 大喜 陶展』 4月23日(土)より

先日よりお知らせしておりました 『 田中 大喜 』 さんの個展をいよいよ今週末より、4月23日(土) ~ 5月1日(日)の日程で開催いたします。MARKUSにとっては昨年6月の『岡田 崇人』さんに続いて2度目、田中さんにとっては東京での単独の個展は今回が初めてとなります。

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今回のお知らせでは、『田中 大喜 陶展 』 直前特集として、最初のお付き合いからこれまでの田中さんから届いた器たちをダイジェストで振り返りながら、あらためて田中 大喜さんの作品をご紹介させていただきます。ちなみに最初と2枚目の写真は今回の個展のDM用に送っていただいた新作になります。

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田中さんと直接初めてお会いしたのは2013年11月の大阪 堺で行われたクラフトフェア 『 灯びとの集い』 でした。それまでスリップウェアや民藝寄りの比較的土や釉薬の個性が出てぽってりとした質感のモノが好みだった私が、めずらしく興味をひかれた繊細な表情をしたうつわでした。

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その後、何度かのやり取りを重ね、最初の納品は2013年の12月で、白い灰釉と黒鉄釉の2色からスタートしました。実際入荷してあらためて手にしてみると、繊細そうな見た目に反してしっかりとした安心感があり、シャープな線と田中さんの美意識からなる造形的な美しさに、しばらくぼーっと眺めてしまった事を覚えています。

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カタチも、見た目の美しさだけでなく使いやすさと盛り付けた時のバランス等もしっかり考えられており、和食はもちろん洋でもしっかりこなしてくれる使い勝手のよさです。ちなみに、この繊細そうな見た目と軽さから 『割れやすかったりしない?』と、お客様からよく聞かれますが、その時は『田中さんは当店とお付き合いのある陶芸の作家さんの中では一番梱包が甘いですが一度も割れてきたことはありません』と、お答えしております。

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そして灰釉と黒鉄釉と、もう一方のラインナップに渋いトーンの茶斑釉と淡灰釉があります。こちらは少し洋を意識したバリエーションで、一部で灰釉や黒鉄釉と共通する形状もありますが、北欧ビンテージの食器のように深みのある色合いで、灰釉や黒鉄釉とはまた違った表情を楽しむ事ができます。こちらは2015年の春からのお取り扱いで、以降、合わせて4色の展開で今に至っております。

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個展では、これまでお取り扱いしてきた4色のラインナップもお願いしておりますが、今回はそれらに加えて冒頭にあったような新作もご用意いただきます。透明感ある灰釉では美しい彫り物を施したものから、今回新たに挑戦した深みのある緑がかった釉薬。そして艶のある黒鉄釉に対してマットな黒の釉薬のモノ。どれもこれまでの作品に更なる色気と造形美を投影された、田中 大喜さんの渾身の力作と幅広い作品群で皆様のご来店を作家ともども心よりお待ちしております。

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※ 初日と2日目の4月23日(土)と24日(日)は、作家の田中 大喜さんに在店していただきます。

※ 初日前日の4月22日(金)は、売り場準備の為お休みをいただきますが、会期中は休まず営業します。

新しい事。【4月のお知らせ】

いよいよ4月です。多くの会社や学校・行政などでは新しい年度が始まります。個人事業のMARKUSは3月の初めに無事に確定申告を終え、既に新しいスタートを切っております。そんな、何か新しい事があちこちに転がっているこの4月。MARKUSも新しい事をやってみようと色々計画しています。

とりあえず先に、サクッと4月のお休みをお知らせいたします。
● 4月 7日(木)
    16日(土)・17日(日)
    22日(金)
以上の日程でお休みをいただきます。

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まずは、昨年に引き続き今年もやります『TOKYO CRAFT MAP』。今年は昨年の30店舗から40店舗に参加店舗が増え、充実の内容となっております。そして、持ち歩きや街中で開いてみるのに便利なようにA5サイズの冊子になりました。そして、1年通してクラフト巡りのお供となるように東京工藝月間(4月23日~5月22日)のイベントスケジュールは巻末に集約し、より見やすくなりました。既に配布開始しておりますのでご興味のある方は店頭でお声掛け下さい。

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そして、新しい事その①。このTOKYO CRAFT MAP 2016 のイベントとして『TOKYO CRAFT MARKET』を開催します。毎週土日に青山の国連大学前で開催されている『青山ファーマーズマーケット』との共同開催という形で物販イベントを行います。TOKYO CRAFT MAP 2016に参加する店舗の中から15のショップと、それぞれのお店に縁のある作り手たち、あわせて50組のブースで開催するこれまでなかった初めての試みです。

● 4月16日(土)・17日(日) 10:00~16:00 青山国連大学前広場(Farmer’s Market at UNU)

MARKUSは両日とも出店しますので、当日は吉祥寺のお店はお休みしております。青山でお会いしましょう。
上と下の写真は、青山ファーマーズマーケットでTOKYO CRAFT MARKETと同じく共同開催のイベントをリサーチしに行った時の画像です。雨上がりの午前中でしたが既にたくさんのお客様で賑わっておりました。

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● 出展者リスト(50音順)
・藍染工房 壺草苑(染布)・安土草多(ガラス)・analogico(レザー)・伊藤洋(木工/家具)・今戸焼(郷土玩具)・岩野彩(木工)・WOOD in the ea(木工/家具)・SML(shop)・LT shop(shop)・大久保ハウス木工舎(木工)・大沼勇樹(木工デザイナー)・小鹿田焼ソノモノ(shop)・甲斐晋(家具デザイナー)・kakapo(シャツ)・鍛冶工房 弘光(鉄)・かまわぬ浅草(shop)・銀座たくみ(shop)・久保田健司(陶芸)・GRAY SKY project(酒・食品)・こぐ(子供の道具)・塩津丈二植物研究所(盆栽)・syuro(shop)・鈴木稔(陶芸)・瀬戸本業窯(陶芸)・sok(陶器・ジュエリー)・tamaki niime(織物・ショール)・高田耕造商店(棕櫚)・だめにんげん祭り(酒・食品)・TUGIKI(shop)・TOOR(料理酒)・nid(出版社)
・PARTY(shop)・蜂谷隆之(漆器)・VA-VA CLOTHING & VARIETY(shop)・平岩愛子(ガラス)・廣川温(陶芸)・FREY design(木工)・平和スリッパ・べにや民芸店(shop)・益久染織研究所 中目黒店(shop)・松野栄治(ガラス)・MARKUS(shop)・MERI KIOSIKI(布ぞうり)・モノ モノ(shop)・yuyujin(shop)・吉川和人(木工・家具)・吉永哲子(陶芸)・Lion Pottery(shop)・

※3/30現在で確定している出店者です。土日のどちらかのみの出店もありますので、詳細・最新情報は下記Facebookページ・Pinterestにてご確認ください(随時更新中)
https://www.facebook.com/events/1023519711040650/
https://jp.pinterest.com/farmersmarketjp/tokyo-craft-market-01/

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続いて新しい事その②。MARKUSとのお付き合いも早いもので3年目となる、滋賀県の大津で活動されている 『 田中 大喜 』 さんの個展を 4月23日(土) ~ 5月1日(日)の日程でMARKUSで、開催いたします。

これまでMARKUSでお取り扱いさせていただいていた黒の鉄釉と白い灰釉や、北欧の食器ような渋い茶斑釉とブルーグレーの淡灰釉に加えて、造形の面でも釉薬(色合い)の面でもこれまでにない新しい作風に取り組んでいただきました。
MARKUSにとっては開業3年にして2度目、田中さんにとっては東京では初めての個展となる今回、個性豊かな幅広い品揃えと、フレッシュな気持ちで挑む作り手と店主が皆様のご来店をお待ちしております。

※作り手の田中大喜さんは4月23日(土)・24日(日)の2日間在店して下さいます。また初日前日の22日(金)は個展準備の為お休みさせていただきますが、会期中は休まず営業いたします。

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最後に、新しい事その③。ついにやります、MARKUS Web Shop。公開間近です。開業以来おかげさまで商品のお問い合わせや通販をご希望されるお客様が多く、これまでメールでのやり取りやお支払いも銀行振り込みのみといったご不便をおかけしておりましたが、これからはMARKUSでお取り扱いの品物をスムーズにご注文いただけるようになります。在庫に関しては店舗の在庫と共有する形となりますので、実店舗同様に変動が激しく、Web上に表示されている在庫数も差異がある場合がありますが、なるべくこまめに反映できるよう更新していきます。また、商品の性質上や店主・作り手の意向からWebショップには掲載しない品物やご予約・お取り置きをお断りしている品物がございます。入荷情報についてはこれまで通りHPやFacebook上でお知らせしていきますので気になる品物がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

まだ細かい調整やHPとWeb Shopとのリンクなどの作業が残っていますので、もうしばらくお時間をいただきますが、公開が決まりましたら改めてお知らせ致します。

 

関西仕入れの旅 ~ 入荷いろいろたくさん(長編です)

先週の13日(金)~14日(土)の2日間でお休みをいただきまして、関西に仕入れの旅に行ってきました。仕入れと言っても現場での買い付けは少量ですが、今回は新たにお取引が始まる淡路島で活動されている陶芸の作家さんと、丹波篠山で活動されている木工の作家さんに会いに行き、今後のお付き合いのご相談をガッツリさせていただきました。

今回の旅の目的はこの他にも色々ありまして、ひとつは大阪の堺で行われた『灯びとの集い』というクラフトフェアに行く事と、もう一つは、しばらく購入を検討していたアンティークのテーブルの現物を見に芦屋の家具屋さんに行く事でした。他は時間の許す限り合間を縫って、久しぶりの大阪・神戸を回ってみたり、私が10代の頃からの親友が営業しているBarに飲みに行ったりと、かなり詰め込みすぎの旅となりました。

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上の写真にある裃をつけた招き猫は『初辰さん』といって大阪の住吉大社で売られているものです。右手を上げているのは商売繁盛。左手を上げているのは家内安全を願うもので、毎月最初の辰の日に参拝し、4年間で48体集めると『四十八辰 ~ 始終発達』で満願成就となると言われています。自宅にも左右ペアで置いているのですが、今回お店用にいただいてきました。今はカウンターのレジ横にちょこんと座っております。

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そしてトップにある写真のテーブルが、今回の旅で購入してきた新しいテーブルです。先月に新しい棚を設置した事で、今まで使っていたテーブルが置ききれなくなってしまい、先日、展示品処分をしてしまいました。しばらくテーブルがない為に店内で色々見比べたり、テーブルに乗った雰囲気を試したいお客様にはご不便をおかけしておりましたが、これからはこの『新・お見立てテーブル』を存分にご活用下さい。

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前置きが長くなりましたが、ここからは入荷商品のお知らせです。10月にもいくつか入荷のあった岐阜県 土岐市で活動されている『河内 啓』さんのうつわが追加で入荷しました。今回は久しぶりの角皿と新作のシリアルボウル。そして深みのある藍色が美しい新色の『瑠璃釉』が加わりました。河内さんのうつわは色違いで組み合わせてご購入されるお客様が多く、今回の新色追加で選ぶ楽しみがまた一つ増えました。

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人気のマグカップも入荷しております。今までの4色に新色の瑠璃釉が加わった全5色のバリエーションとなりました。毎年この時期になるとマグカップを新調したり贈り物に選んでいただいたりと、大変ご好評いただいているので、今回も多めにお願いしました。見た目の雰囲気や質感だけでなく持ちやすく安定感があり、たっぷり入る使い勝手の良さも人気のポイントです。

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もう一人、陶芸の作家さんから追加の入荷がありました。滋賀県で活動れている『田中 大喜』さんから黒鉄釉と灰釉のうつわが届きました。今回は新作の華やかで上品な形の向付や透明感があってお酒もおいしく飲めそうなそば猪口も入荷しております。また、今回の関西の旅で『灯びとの集い』に立ち寄った目的の一つが、このクラフトフェアに出展されていた田中大喜さんに会いに行くことでした。

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このクラフトフェアの出展が決まる前から今回の関西の旅を計画していたので、田中さんが出展しなかったら大津の作業場にお邪魔して来年の個展に向けた相談をするつもりだったのですが、9月頃に出店が確定したため、今回は時間も場所も無い中、出品した作品を見ながらアレコレ簡単な相談だけ済ませてきました。ですが、新しく挑戦した釉薬の作品もいくつか見ることができ、来年に向けて期待が高まってまいりました。

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続きまして、今回の旅でおうかがいした作家さんのひとり、兵庫県の丹波篠山で活動されている木工作家、『野澤 裕樹(ゆうじ)』さんのナラ材オイル仕上げの9寸プレートと栗の拭漆布着せ椀、ケヤキの黄漆盆です。
野澤さんとは実は20年前からの知り合いで、私が大学卒業後に勤めた大阪のインテリアショップの先輩です。

私はその会社に11年ほどお世話になりましたが、野澤さんは私と入れ違いで退職され、のちにその会社で出会った6人の仲間と共に大阪でクリエイティブユニットを立ち上げました。その他のメンバーとも交流があった私はたびたび彼らのもとを訪ね、独立の際にも相談に乗っていただき、開業時にはお祝いもいただきました。

今ではそのユニットも発足メンバーは2人だけになってしまいましたが、独立したメンバーたちはそれぞれの分野で活躍しており、野澤さんも今は設計のお仕事をされている奥様と一緒に丹波篠山で『居七十七(いなとな)』というお店を営みながら制作活動をされています。

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今回野澤さんとはおよそ4年ぶりの再会で、以前から野澤さんの活躍や作品を見知っていた為、何かの形でもう一度繋がってみたいという思いがありました。今回の関西の旅を機にお会いして、知り合った若い頃とは違う一人の作り手とその作品を世に伝える一人の店主としてじっくりお話しし、お取引をお願いしてきました。

野澤さんは木工作品を作るようになる前は内装や大工の仕事をされており、材料に対するこだわりはその頃から強く、今回いただいた作品も国産の材料を厳選されています。基本的に良い素材が手に入った時に、その素材と向き合いながら何を作ればその素材の魅力を充分に生かせるか考えて制作する為、定番というモノがありません。そして生活の中にあるシーンに当てはめて、使い心地や収納・お手入れ方法に至るまで緻密に考えながらカタチや仕上げを決めていきます。ぜひ店頭でお手に取ってそのこだわりをお確かめ下さい。

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お次は、MARKUSではもはや安定の定番である『Semi-Aco 加賀 雅之』さんの木工品です。しばらく欠品してしまっており、久しぶりにMARKUSでの取り扱いラインナップが揃ったので、集合写真を撮ってみました。

同じ木工作品でも先程の野澤さんは木の塊りを轆轤と呼ばれる機械で回転させてノミで削りながらカタチを作り出す『挽き物』と、漆などを塗り仕上げを施す『塗り物』を作っていらっしゃいますが、加賀さんはノミや鉋で掘ったり削ったりしながら形を作る『刳り物』と、家具や箱モノのように仕口や継ぎ手などで材料を組み立てていく『指し物』を作っています。つい先日お取引の始まった『大久保ハウス木工舎』さんも刳り物の作家さんです。

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最後に、今年の4~5月にもドライフラワーで爽やかなユーカリのリースを作って下さった、『Louloudi』さんからクリスマスに飾りたいリースとスワッグを届けていただきました。5月のリースが大変好評で、『じゃ、次はクリスマスに』という事でお願いしていたのですが、クリスマスが終わった後もずっと飾っておけるように、クリスマス色控えめなデザインで仕上げていただきました。

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今回もまだ青々として爽やかな香りが残るユーカリやヒムロスギをベースに、アクセントに赤や白の実モノやマツカサなどをあしらっていただきました。またリースとは別に作っていただいた『スワッグ』ですが、ドイツ語で『壁飾り』という意味で、その名の通り、壁に飾れるものなら基本的にどんな形でもOKで、丸型のリースと並んでクリスマスの伝統的な飾りのひとつなのだそうです。今回は枝モノと実モノを花束のようにまとめたスワッグを作っていただきました。MARKUSらしい素材感溢れる落ち着いた雰囲気のクリスマスデコレーションです。

5連休に合わせて色々たくさん入荷しました

5連休直前入荷のお知らせのつもりが、間に合わなくて5連休2日目のお知らせとなってしまいました。
シルバーウイークなんてモノがいつから定着していたのかわかりませんが、世間はすっかり5連休です。
そしてMARKUSは連休の間は休まず営業しております。ダラダラと続いた長雨もようやく終わり、5連休はいいお天気に恵まれそうでよかったです。

9月の頭に鈴木史子さんの白いうつわが入荷してから、目立った大きな新入荷もなかったため、お知らせも滞ってしまっておりましたが、連休直前や連休に入ってからもバタバタと新しい商品が届いてまいりましたので、まとめてお知らせいたします。

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今回久しぶりの入荷でたっぷりと品物が届いたのは、滋賀県の大津で活動されている 『 田中 大喜 』 さんのうつわです。MARKUSの品揃えの中では比較的シャープで繊細な印象の作風ですが、実際手にしてみると手に馴染みやすい質感や形状はもちろんの事、しっかりとしたつくりに安心感を覚えます。

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今回は昨年の初回入荷からお取り扱いしている、上品で透明感のある灰釉と艶やかで色気のある黒釉。そしてこの春に初めて入荷した深みのあるブルーグレーの淡灰釉と北欧のビンテージのような茶斑釉の全部で4色の器が入荷しました。実はこの 『 田中大喜 』 さんには来年にMARKUSでの個展をお願いしており、今回はその個展での作品作りの参考にするため幅広いラインナップでご用意いただきました。

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続いては、長野県の塩尻から曲げ物のお弁当箱が届きました。古くは江戸時代から 『 奈良井の曲げ物 』 と呼ばれる伝統工芸で、地元で産出される木曽ヒノキやサワラの薄板を円形や楕円形に曲げ加工し、合わせ目を山桜の皮で綴じたもので、特に奈良井の曲げ物は木目や質感を残した擦り漆の技法で仕上げている為お手入れも簡単で漆の持つ抗菌効果によって食材が傷みにくいので1年通して使えます。

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スギやヒノキの持つ調湿効果からご飯をふっくら長持ちさせることができる為、曲げ木の技法を用いた 『 めんぱ ・ わっぱ 』 と呼ばれる容器が全国でも伝統工芸として作られていますが、近年では材料や職人不足から希少なものとなりつつあります。今回は2つのサイズをご用意しましたので、食欲の秋に職場や学校だけでなく行楽にもこだわりのお弁当箱で出掛けてみませんか。

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お次は先日ヘアゴムとブローチが入荷したばかりのこぎん刺しの、今度はコースターが再入荷しました。
先日のブローチと同様、今回は落ち着いた色合いの布地に鮮やかな色の糸が映える墨染めが新たに入荷し、グッと渋みのあるトーンになりました。柿渋染めもお願いしているのですが、ここ最近の天候不順で染めの作業がうまく進まず連休前に間に合わなかったため、今回の新色は墨染めのみで、現在は生成り ・ 藍染 ・ 墨染めのラインナップとなっております。

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最後に、今年も南部鉄器がやってきました。今回は直火にかけられない急須タイプが2型のみの入荷ですが、今年は年末までにかけて急須タイプも何型か入荷します。直火にかけられる鉄瓶も大きめの2.0Lのモノから1.0Lの小ぶりなタイプまで様々なサイズが届く予定です。毎年、鉄瓶や鉄器の急須のご要望をたくさんいただいている為、今年の秋冬は幅広いラインナップでご用意いたします。ご期待ください。

 

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