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日々のモノ・コト

『沖澤康平×加賀雅之×鈴木史子 三人展』開催中 ~ 7月17日(月)まで。

梅雨が明けたのかどうなのか、イマイチハッキリしない連日猛暑の東京ですが、ひとまず天気には恵まれている『沖澤康平×加賀雅之×鈴木史子 三人展』も後半戦に突入し、今度の三連休で終了となります。初日と二日目は作り手の方々の在店日という事もあり、朝からたくさんのお客様にお越しいただき誠にありがとうございました。

初日はワタクシと加賀さん沖澤さんとオヤジ三人による暑いおもてなしをさせていただき、二日目は鈴木史子さんに爽やかにご案内していただきました。作り手の方達と記念撮影をされたり一緒に品物を選んだり、普段のMARKUSとは違った時間の流れと雰囲気で、私自身もとても楽しかったです。またこんな機会を作れたらと思っております。

会期は早くも後半戦で、これまでにたくさんの品物が旅立って行きましたが、沖澤さんのワイングラスも加賀さんのPan皿・Onigiri皿も鈴木さんの青いヤツも黒いヤツもまだまだ在庫がありますよ。今回はお三方にはたくさんご用意いただきましたので最終日まで見応え充分です。既に一度お越しいただいた方もまだこれからの方もご来店をお待ちしております。

今回の三人展では、メンバーがある程度固まった時点で既にビジュアル的なイメージが浮かんでおりました。光を集めて揺らぎ、明るさと軽やかさのある沖澤さんのガラス。シンプルで爽やかさがあり、料理映えする鈴木さんの陶器。その二つをうまく調和させつつ、スマートで存在感があり使い勝手の良い加賀さんの木工作品。

この3つの素材が季節感も織り交ぜてバランスよく絡み合う情景が浮かび、そのビジュアルイメージを『陽のあたる食卓』というキーワードに置き換えて事前に各作り手さんに投げかけておりました。でも実は『陽のあたる食卓』というのはオモテのテーマで、ウラのテーマも存在します。そして店主としてはコッチがメインだったりします。

では、このウラのテーマは何かというと『定番と少しの挑戦』です。もちろんこのウラテーマも作り手のお三方には企画書の中で提示しております。作り手の皆さんがこのウラテーマを聞いて、どう思われたのかはあえて聞いておりませんが、各々の作品の中に新しい何かを垣間見る事ができたので、きっと腑に落ちて下さったんだと思います。

これは私がこれまでのお付き合いの中から生まれた勝手なイメージですが、お三方とも新作をガシガシ作って個展やイベントもガンガン開催して積極的に発表する。というタイプではなく、日々の生活やこれまでのキャリアの中から生まれ、ブラッシュアップされた作品群を淡々と作り続け、少しずつ更新している。という印象を持っています。

だからこそこの3人にお願いしたというのもありますが、『定番と少しの挑戦』くらいの肩のチカラが抜けた感じの方がむしろよかったので、特に3人展に向けて最新作や限定品を何が何でも詰め込もうとは思っておらず、3つの異素材をMARKUSという場でアソートメントするセレクトショップ的な醍醐味こそが真のテーマだと思いました。

では、『少しの挑戦』とは何かと言うと、簡単に言えば『定番+α』です。と言ってもこの3人展の為に特別に最新作や限定品・コラボ商品のような特殊なお願いしたい訳では無く、『最近こんなの作ってみました』とか『定番化する前に反応を見てみたい』といった実験や試みといった感じで、そこに『少しの挑戦』があればと思いお願いしました。

沖澤さんには鉢モノもたくさんご用意いただきました。様々なカタチ、様々なサイズで充実のラインナップです。どれを取っても使うシーンが思い浮かぶ使い勝手のいいガラスのうつわです。また、ワイングラスも定番で製作されている全6種類をご用意いただきました。普段MARKUSでお取り扱いの無いカタチもございますので、この機会に是非。

加賀雅之さんからは人気のPan皿をいつもと違った彫り方で挑戦していただきました。写真の右下がいつものホワイトオークのPan皿。その他の3つが限定のオニグルミの変わり彫りです。そして今回は箱膳のような蓋モノもお願いしました。加賀さんの作る箱モノは重ねても蓋を載せてもカドやフチがピシッと揃い、見た目も使い勝手もとても気持ちがいいです。

鈴木史子さんからはこんな陶製のペンダントライトも届いております。うつわと同じくマットでサラッとした質感で、ガラスのシェードとはまた違う柔らかな光を灯します。そして新旧定番のプレート類も幅広いバリエーションでご用意いただきました。だいぶ少なくなってしまったサイズもありますが、今のところまだ全サイズ揃っております。

この三人展の会期も残すところあと3日。最終日まで見応えたっぷりの品揃えで皆様のご来店を心からお待ちしております。

また、3人展の会期中ですが新しい品物もいくつか入荷しております。鹿児島の宋艸窯さんからは鎬の平皿の中と小が届きました。深みのある色あいが好評でMARKUS開業以来の人気商品です。和でも洋でも馴染みが良く食材の色合いを引き立たせる使い勝手のいいうつわです。まとめ買いされる方が多いので気になる方はお早めにどうぞ。

楕円鉢も入荷しております。こちらは同じ色展開でも平皿とは違った印象で重厚感があります。裏側に残された型に当てた際の布目の跡や流れた釉薬の溜まりなど一つ一つの表情が豊かで、見た目にも手に取っても個性を楽しめるうつわです。常設スペースの問題で三人展の会期中は売場に出していないかもしれませんがご希望の方は店主にお尋ね下さい。

最後に、Mokuneji さんからコーヒーミルの新商品『黒 拭き漆』が入荷しました。元々漆器の木地を作る職人さんの技術を生かしたプロダクトで、使われている素材も漆器によく使われるケヤキなので『そのうち出るだろうな』と思っていました。そして飛びつきました。拭き漆なのでうっすらと木目も見え重厚になりすぎない印象で、時間をかけて育てたい一品です。

三人展が終了しましたら1日か2日かお休みをいただく予定です。決まりましたら改めてお知らせ致します。

『 沖澤康平×加賀雅之×鈴木史子 三人展 』を開催します。~HPをリニューアルしました。

4月末頃よりバグによるシステムの不具合で更新をお休みしていた当店のHPですが、不具合の修復やシステムの入れ替え作業と合わせて、この際、大々的にとはいかなくてもHPをリニューアルしよう。と思い立ちまして、MARKUS開業5年目にしてHPのリニューアルを敢行しました。

それはさておき、まず7月8日(土)~17日(月・祝)と、会期が今週末に迫った『 沖澤康平×加賀雅之×鈴木史子 三人展 』のご案内をさせていただきます。
初日の前日、7月7日(金)は、イベントの売り場準備の為、お店の方はお休みをいただきます。

ちなみにトップの画像はDM両面の画像ですが、下の画像はDM用に何パターンか撮影して、最終選考でボツにした画像です。奥行きがあって割と好きなのですがとにかくモノを詰め込み過ぎました。

今回の三人展は、昨年の4月に開催した田中大喜さんの個展をお願いした2015年まで話がさかのぼります。最初は田中さんに個展のお願いをした際に『個展じゃなくて何人かでやってみたいな。』というリクエストが出て、『田中さんとも仲がいいガラスの沖澤さんなんかどう?素材も違うし。』という話になり、沖澤さんにご相談したところスケジュールが合わず、その時は田中さん単独でお願いする事になりました。翌年、田中さんの個展も開催され、在店の夜に一緒に飲みながら『次は何しようかな?』なんて話をしていたら、田中さんから『今度こそ沖澤さんを誘って、何人かでやってみたら?』というアイデアをいただき、だったら陶器・ガラスに加えて木工の作家さんにもお願いして異素材の三人展にしよう。という感じでイメージが固まると、まずは沖澤さんに相談。と、普段は腰が重い私にしてはめずらしく素早い行動をとりました。


※沖澤康平さん(ガラス)の過去の入荷の様子

『三人展なら』という事で沖澤さんにご快諾いただいて、あとの二人は…と陶器と木工の作家さんを思い浮かべた時に、自分の頭の中ですぐに鈴木史子さんと加賀雅之さんの名前が浮かび、お三方の作品が並ぶ売場が想像できて、そのイメージがストンと腑に落ちました。そのくらい私にとってはピタリと相性のいい異素材の組み合わせです。MARKUSともお付き合いが長く作品だけでなく人柄も好きな3人なので在店中のおしゃべりも今から楽しみです。

そうと決まれば、大急ぎで鈴木さんと加賀さんにもご連絡して企画主旨を説明したところ、皆さんそれぞれに面識もあり『この三人なら』という事でお二人にもご快諾いただきました。もともとイベント事は年に1~2回ほどしかやらないMARKUSなので、三人展なんかは初めての経験で企画の進め方も勝手がわからないので、みんなでイメージを共有する為に初めてちゃんとした企画書も作りました。


※加賀雅之(Semi-Aco)さん(木工)の過去の入荷の様子

では、そのイメージとは何かというと、ありきたりかもしれませんが『陽のあたる食卓』です。
夜の落ち着いた雰囲気の照明の下で見るよりも、夏の太陽の光の下で素材の持つ魅力を存分に感じながら食卓を囲む。光を集めて揺らぎ、明るさと軽やかさのある沖澤さんのガラス。シンプルで爽やかさがあり、料理映えする鈴木さんの陶器。その二つをうまく調和させつつ、スマートで存在感があり使い勝手の良い加賀さんの木工作品。この3つの素材が季節感も織り交ぜて、バランスよく絡み合う情景をイメージしました。


※鈴木史子さん(陶器)の過去の入荷の様子

会期を決定したときは、『この頃には梅雨も明けてるかな?』という期待もありましたが、どうやら初日と2日目の天気はいいものの梅雨明け前のかなり蒸し暑い日になるようです。初日(7/8)の午後には沖澤さんと加賀さん。2日目の日曜日(7/9)の午後には鈴木さんもお店に来て下さり作品をご紹介していただけます。

いつもの定番からちょっと挑戦してみた作品まで。三者三様のバラエティ豊かな品揃えで、異素材なのに、異素材だからこそ相性のいい組み合わせをお楽しみいただける賑やかな展示会になると思います。皆さま熱中症に気を付けてお越し下さい。

そして、最初にお伝えしましたHPのリニューアルです。冒頭にも書きましたがMARKUSも5年目を迎えまして開店当初と比べてイロイロと古くなってきています。使えなくなったわけじゃないけど時代やお店の変化に合わせて変えた方がいい物もありまして、その中のひとつがHPです。

今回のHPのリニューアルではパッと見ではあまり変化が無いように見えますが、細かい店舗情報や機能の修正と合わせて新たに3つの機能を加えました。

①トップページのゆっくり変化する6つの画像を自由に変えることができるようになりました。

これまでココのシステムプログラムが少々複雑で自分で簡単に変えることができずオープン以来代り映えのしない画像だったのですが、これからは店内の様子や新入荷商品、季節のオススメやイベントの様子など、ボーっと眺めてても楽しめるように定期的に差替えていこうと思います。

②トップページの下部、『日々のモノコト』の最新3つの記事の下に直近20件のインスタグラムの投稿を表示しました。

『日々のモノコト』は読み物的な要素と詳細な画像とお知らせとして割と長めの記事になるため、あまり頻繁に更新できないのが難点でしたが、とりあえずのお知らせやタイムリーな情報などは簡易的に写真と短文だけでアップできるインスタグラムの方が、自分にとってもお客様にとっても便利かと思いましてこの機能を加えました。入荷情報なども速報としてインスタでアップしておいて詳細な情報は後日じっくり『日々のモノコト』に投稿する。という使い分けになりそうです。もちろん普段インスタグラムをされてない方でも見る事はできます。

③『日々のモノコト』の記事を作家別カテゴリーに分類して過去の記事も作家別に表示する事ができるようになります。

これまでは投稿した年と月別にしか表示できませんでしたが、これからは作家別のカテゴリーを設け、その作家に関連する記事を過去のモノも含めて表示できるようになった事で前回の入荷の様子や過去の作品、直近の入荷はいつ頃でどんな品揃えだったか。などを調べる事ができます。ですが、現在まだ新カテゴリーに過去の記事を分類する作業を順次しておりますので、完全移行には少し時間がかかりますのでもうしばらくお待ち下さい。

HPだけでなくクレジットの決済機能も変更しました。これまでのクレジット端末からリクルート社が提供している『Air Pay』というネットワークで決済する端末に切り替えました。そのため今後はクレジットの控えがありませんが、ご希望のお客様にはメールでご利用控えを送信する事ができます。また、お買い上げレシートにMARKUSの店名・住所・電話番号がちゃんと記載されるようにしました。これまでのレシートには連絡先の記載もなかったので、今更かもしれませんがこれを機に改善致しました。

この他にもこの4年間、毎日雨風にさらされてボロボロになって見るも無残な姿になってしまった看板も新しくしたかったのですが、今回はそこまで手が回りませんでした。とは言え早く何とかしなければならないので、次の最優先課題です。

こんな感じでとてもスローペースですが少しずつ進化していくMARKUSを今後ともよろしくお願い致します。

白磁工房 石飛勲さんの磁器とハニワと竹かご

4月に入りました。年度末から続いたバタバタも落ち着きを見せ、そろそろ通常モードに戻ろうかという今日この頃。MARKUSにもフレッシュな4月の爽やかな空気が良く似合う新しい品物が届いております。

昨年9月の島根仕入旅から始まった新しいお付き合い。最後のひとり、島根県の東部、雲南市で活動されている『白磁工房 石飛 勲』さんから、MARKUSでは初めてのお取り扱いとなる白磁のうつわが届きました。

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白磁工房は石飛勲さんとお父様の勝久さんの親子二人で活動されている工房で、1985年にこの島根県の三刀屋町に開窯されました。勝久さんは1941年島根県の生まれ、河井寛次郎が島根県の安来の出身だった事から島根県の窯業指導所を出た後に京都に移り、1958年より河井寛次郎の最初の弟子である上田恒次氏に、これまた上田氏の最初の弟子として師事しました。

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上田氏が磁器の作り手であった事から勝久さんも磁器を作るようになり、河井・上田の両氏の影響を受けて厚手でどっしりと力強い磁器を作るようになりました。その後1985年に故郷の島根に戻り開窯します。現在は父・勝久さんの元で10年修行した息子の勲さんが窯と作風を引き継ぎ、実直な仕事を守っています。

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白磁のような~。なんて例えがありますが、まさしく抜けるような白で、滑らかで清らかなうつわたちです。繊細そうな印象のある白磁のうつわですが石飛さんの作る白磁のうつわは厚手でどっしりとしており、そこへ施される面取りや鎬の装飾がうつわの持つ力強さを一層際立たせています。

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 続いては久し振りの勢ぞろいとなったハニワと土偶です。MARKUS開業時からの変わらぬラインナップですが大人から小さなお子さんまで根強い人気です。特に今回は月末からのゴールデンウイークに備え、人気の遮光器土偶を多めにご用意しました。手のひらサイズの小さなウマやイヌも充実しております。

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あまり変わり映えしないのもつまらないので、近い内に益子の作り手の所へ行って、何か新しいモノが無いか物色してくるつもりです。でも『新作ハニワ』っていうのもなんかウソ臭いというか、古代にあったモノなので新たに出土でもしない限り新しいモノは出てこないはずなので新作は期待できそうもありません。

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最後にこちらも久しぶりの再入荷。新潟より孟宗竹で編み上げられた竹かごです。産地では『ぼて』と呼ばれるもので、野菜やお米のストックに便利なサイズとカタチです。使われる竹の種類も産地によって様々で、新潟で使われている孟宗竹は硬いため細かい編込みや細工にはおよそ不向きなのですが、非常に頑丈で武骨なつくりがまさに生活の道具。といった風情があります。

こんな感じで入荷もまだまだ続きます。4月もMARKUSの品揃えにご期待ください。

 

 

まだまだ入荷が続きます。~TOKYO CRAFT MAP 2017

先週に引き続き、今週も春の風と共に新しい品物が日本各地から続々と届いております。まずは岐阜県高山から安土草多さんの吹きガラスです。今回、安土さんにはお酒を飲むためのガラスをセレクトして作っていただきました。前回の入荷でも人気のあったどっしりしたワイングラスとカラフェ。そして一昨年からお願いしてようやく作っていただけたレアアイテムのビアマグも届いております。こちらも肉厚で重厚感のある見た目ですが、手に取ってみると軽くて口当たりも柔らかく使い心地の良い作りとなっております。

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そして、お酒のための~と言えば 日本酒を美味しく楽しむ酒器。という事で、先週ご紹介した白岩焼和兵衛窯さんのぐい呑みと片口に続いて、ガラスでもぐい呑みや片口をいくつか作っていただきました。写真の右端のモノは本来はショットグラスとして作っているものですが、ウイスキーやテキーラなどの蒸留酒だけでなく日本酒でも楽しんでいただけると思います。酒器が変わるとお酒の飲み方も変わり、酒器の数だけお酒の楽しみ方もあるのだなぁ。と、最近になって酒器を集めてしまう方の気持ちがわかるようになりました。

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最近お問い合わせが多いペンダントランプも充実させました。今回はこれまでお取り扱いしてきて、過去に人気のあった3型を再度作っていただきました。キッチンや玄関などでアクセントとして安土さんのガラスのペンダントをお探しの方が多く、特に春に向けて新築やお引っ越しを控えている方がご検討されています。キッチンカウンターの上に2~3灯といった感じで多灯使いでお考えの方が多いため、今回も少しづつですが在庫を持つように致しましたので複数個必要な方はお気軽にお尋ね下さい。

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今回のお知らせ用の画像は、まだ日が暮れる前の午後に撮影しましたが、夜に柔らかい光を放ってぼんやり揺らめいている時とはまた違って、昼の日差しを通してゆらゆらとした影を映し出す柔らかな表情もまた魅力的で、昼の顔も夜の顔もどちらでも違った表情を楽しんでいただけます。今回の入荷で、全部で5種類のペンダントが揃いましたが、お好みで並べ替えて見たかったり、照明が光っていない状態を見てみたい場合はお気軽にお申し付けください。お客さまのイメージをできるだけ再現できるようお手伝いさせていただきます。

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続きまして、こちらもおよそ1年ぶりの入荷となります『こぎん刺し』のコースターが届きました。しばらく見ない内に柄もこれまでの古典柄に加えて緻密な模様も増えています。今回は少量で青いモノが中心ですが、4月末からの連休前までにはこの他の柄やカラフルな糸を使ったモノも追加で入荷する予定です。

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同じくこぎん刺しのヘアゴムとブローチもたっぷりと届いております。こちらもおよそ1年ぶりの入荷で新しい色や新しい柄がたくさん加わりました。ヘアゴムとブローチそれぞれ大小合わせて100点ほどですが、同じ色・同じ柄はありません。全て1点限りです。よくぞここまでの種類を作ってくれたと感心してしまいますが、この中からお好みを選び出すお客様も大変だと思います。店内には鏡もございますしゆっくり座って選ぶテーブルもございますので、じっくり心ゆくまで悩んで下さい。

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初心に帰って何年かぶりに郷土玩具を充実させてみました。今回は公私ともにお世話になっている『五八PRODUCTS』さんのセレクトより、佐賀県の『尾崎人形』、香川県の『讃岐鋳造品』、長野県の『上田農民美術』が届いております。まずは上の写真の上田農民美術ですが、こちらは以前にも犬と馬だけお取り扱いさせていただいたことがありますが、猿と鶏が加わって再入荷です。本来は干支ものだったそうなのですが、まだ十二支全てが復活されていないそうで今回は4種類のみのお取り扱いです。相変わらず犬が痛々しいです。

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お次は香川県の原銅像製造所さんより讃岐鋳造品の青銅の置物です。青銅の歴史は古く、日本に鋳造技術が伝わったのは弥生時代と言われ、香川県の古代遺跡からも銅鐸や鉾などが出土されています。香川県三豊市にある原銅像製造所は江戸時代創業で、現代で13代目となりおよそ400年間、日本各地の梵鐘や仏像・銅像の制作を請け負い、鋳物職人として高い技術を継承してきました。今回は小さな可愛らしい縁起物が届きました。手のひらサイズですがずっしりと重く、ありがたみがあります。

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郷土玩具の最後は佐賀県の『尾崎人形』です。尾崎人形は佐賀県神崎町尾崎西分地区に伝わる焼き物の人形で、佐賀県内の陶磁器の中で最も歴史的に古く伝統を残しています。古くは蒙古襲来の元寇の時代に始まり、江戸時代には佐賀藩から幕府への献上品のひとつとされていました。一時途絶えた時期がありましたが『尾崎人形保存協会』の手によって再興され、現在では唯一の作り手である高柳氏の手で存続されています。土のぬくもりを感じ素朴な笛の音に何となく哀愁を覚え脱力感溢れる間の抜けた表情に癒されます。

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そして先週もご紹介しました秋田県角館の白岩焼和兵衛窯のぐい呑み。たくさん入荷したのですが、大変ご好評につき3連休で早くも完売してしまったため、大急ぎでおかわりしました。幸い作り手の渡邊葵さんの手元に在庫があったため、20個ほど追加でいただいて再びモリモリです。という事で、最初にお知らせした安土草多さんのガラスの酒器と合わせて、現在MARKUS店内は、期せずして酒飲みのためのうつわが充実しております。お酒を飲めない方でもイロイロ楽しみ方がある酒器。これからハマってみませんか?

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最後に、今年も出来ました『 TOKYO CRAFT MAP 2017 』。早いモノで3年目となる今年は新たに飲食店なども加わり、都内で57店舗の民藝・工藝に触れる事ができるお店が集まりました。MARKUSのある吉祥寺からも新たに2店舗の仲間が加わり、吉祥寺でのうつわ巡りも更に充実しています。回を重ねるごとに参加店舗も増え、毎年楽しみにして下さっているお客様も多く、東京の新しいガイドブックになりつつあります。今週より配布開始しておりますので、さっそくTOKYO CRAFT MAPを手に東京の街に出掛けてみませんか。

春の嵐。怒涛の入荷ラッシュです。

3月も後半に入り、3連休目前で世間はすっかり春休み。卒業式があちこちで行われ、4月からの新しい旅立ちや生活に向けての準備に胸が膨らんでいる方も多い事でしょう。この春に進学や就職で新しい生活を始めるような若者にはあまり縁の無さそうなMARKUSですが、今週に入って春らしい新しい品物が、それこそ春の嵐のように続々と入荷しております。

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まずは、昨年の9月に行った島根県への仕入の旅で新たなお付き合いが始まった『袖師窯』さんより初めての入荷がありました。9月の仕入旅では島根に到着した初日に空港から車を飛ばして真っ先に向かった1番の訪問先だったのですが、この時に4件の新しいお付き合いが生まれまして、既に『石州 嶋田窯』さん、『森山ロクロ工作所』さんからの入荷があり、今回の袖師窯さんで第3弾となります。ちなみに袖師窯さんに教えてもらった松江市内の『東風』という蕎麦屋さんは絶品でした。そして最後のもう1件も4月にはご紹介できる事と思います。ご期待下さい。

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袖師窯は1877年に初代の尾野友市氏が松江市に窯を築いたのを始まりに3代目の敏郎氏の代では柳宗悦や河井寛次郎、バーナード・リーチの指導を受け、民藝の窯元として知られるようになった歴史ある窯元です。開窯から140年。現在は5代目の尾野友彦さんが袖師窯の長い歴史を引き継ぎ、出雲に伝承された技法を基礎として地元の土と原料を使い、日用品としての焼き物を作っています。

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袖師窯と言えばコレ。というモノはまさに使う人それぞれで、その作品群や個性は多岐にわたっております。共通して言える事は、時代と食卓を囲む生活を考えて作られたうつわであり、特定の形や技法、釉薬ではなく生活に合わせて変化するうつわ。という事です。工房にお邪魔した時も欲しいうつわ取り扱いたいうつわがありすぎて頭の中がまとまらなかったのですが、まずお付き合い第1弾はコレ。という事で今回は二彩のシリーズをお願いしました。軽やかで華やかで、これからの季節にピッタリのとても使い心地のいいうつわです。

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続いては今回で2回目の入荷となる秋田県の『白岩焼和兵衛窯 渡邉 葵』さんより、伝統の海鼠釉と白釉のプレート・マグカップ・酒器が届きました。今回も吸い込まれそうなほど美しい海鼠釉のブルーは健在で、作り手の渡邉さんいわく、『海鼠釉の発色もキレイで、よく焼けてます。』との事でした。昨年の11月に納品していただいた、少し深さのある丸皿もご好評いただいて残りわずかですが、今回入荷した2サイズのリムプレートも使い勝手がよく様々シーンで活躍してくれそうです。

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普段は比較的大きめの6寸や7寸皿をお求めの客様が多いため、4寸や5寸といった取り皿サイズは手薄になってしまうMARKUSですが、今回は4.5寸という絶妙なサイズ設定の深皿をご用意しました。また、昨年の年明け頃より渡邉さんと相談していたマグカップもMARKUS用に作っていただきました。もともと渡邉さんの作品としてあったワイン用カップの丸っとしたシェイプが気に入ってしまい、マグカップにアレンジしてもらったのですが、持ち手のカタチや位置など苦労の跡がうかがえます。

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そして今回は常設ではMARKUS初のお取り扱いとなるぐい呑みが届きました。 一昨年の岡田 崇人さんの個展の際に20点ほどの酒器を出品していただきまして、後にも先にもそれっきりだったのですが、最近になって私もようやく日本酒のおいしさがわかるようになってきたので満を持して品揃えに加えました。写真ではサイズ感がわかり難いかと思いますが、実物はかなり大きいです。届いた時は少しビックリしたのですが渡邉さんいわく『秋田では標準サイズ』だそうです。さすが米どころ酒どころの秋田。という事でしょうか。

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うつわ以外にもイロイロ届いております。まずは、およそ1年半ぶりの入荷となる長野県の米澤箒工房さんの『松本箒』です。初回となる前回が2015年の10月に届けて下さいまして、ちょうどその頃が新聞やメディアなどで松本箒が取り上げられ始めた頃で、その過熱ぶりにすぐに入手困難になってしまいました。最近はようやく少しばかり落ち着いてきたそうですが、今回の入荷分も無くなったら次はいつになる事やら?という感じです。

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米澤箒工房さんは『箒工房』といっておりますが農家でもあります。箒作りの材料となる日本国内でも珍しい『ホウキモロコシ』を全て自家栽培しており、それを箒に仕上げている農家であり職人でもあり現在はご家族3人で箒の制作をしています。米澤さんのモロコシはふんわりと柔らかく粘りがあります。掃き心地も柔らかく耐久性が高いため10年以上は使い続けることができ長年使い込んだ箒はアメ色に変化し何とも言えない風情があります。昨年収穫して乾燥させたホウキモロコシを束ねて箒に仕上げている為、まだ青々として爽やかなイ草の香りがします。

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怒涛の入荷ラッシュはまだまだ続きます。MARKUSでは定番のwoodpeckerさんの『いちょうの木のまな板』に直線的な長方形が加わりました。これまでの緩い曲線のタイプと数字上のサイズは同じですが、シンプルに道具としての『THE まな板』をお求めの方。とにかく面積すべてを目いっぱい使いたい。という方のご要望にお応えしましてラインナップに加えました。こちらは大のみの1サイズ展開です。

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最後に人気のMokunejiさんのコーヒーミルが素材(樹種)が変わって再入荷しております。今回よりこれまでのミズメからケヤキに変わっております。どちらも漆器の木地に使われるポピュラーな樹種ですが目が詰まったミズメに対してケヤキは木目の個性がよく表れていて、今まで以上に素材の個体差を楽しんでいただけます。

コレ全てここ数日で入荷した品物たちです。新しい品物が届き売り場の雰囲気も季節と共にガラッと変わったMARKUSをぜひのぞきに来てください。新しい発見がたくさんありますよ。

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