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宋艸窯と別府の竹細工

先日は東京にも春一番が吹き、それ以降は日中の日差しも暖かく、少しだけ春が近づいてきたような陽気が続いております。春に向けて仕込んでいたネタも徐々に届いており、少しづつですが長かった冬の終わりと入れ替わりにMARKUSにも新しい品物がやってきます。

これから3月にかけて、お待ちかねの品物や新ジャンルというか新しい試みの入荷が続き、4月末には個展も控えています。この先のMARKUSにご期待ください。

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そして今週は、およそ1年ぶりの入荷となる 『 宋艸窯 (竹之内 琢)』 さんのうつわが鹿児島から届きまました。
宋艸窯さんはMARKUSオープン時からのお付き合いで、以来根強いファンの方がたくさんいらっしゃいます。
シンプルで使いやすく、鮮やかな発色の宋艸窯のうつわは和洋問わず普段の食卓を華やかに彩ります。特にこれから迎える春や初夏には目にも爽やかな瑠璃色や緑がよく映えます。

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久しぶりの今回は、平皿の小と中、人気のマグカップと湯呑といった細かなものが中心です。欠品中もたくさんのお客様からお問い合わせをいただいておりましたが、ようやく人気のラインナップが全色で揃いました。

今回入荷分の他に、平皿の大と楕円皿。楕円鉢の中と大も注文しておりますので、これらは春頃には追加で届くと思います。恐らくその頃には今回入荷分の大半も無くなってしまっていると思いますので、長らくお待ちいただいていた皆さま、お早めにどうぞ。

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そして今回初めての取り扱いとなる新ジャンル。もっとも古い文献では 『 日本書紀 』 にも記述が残っており、大分県で唯一の伝統工芸品として指定されている 『 別府竹細工 』 です。

真竹(マダケ)の生産量が日本一である大分県で、その豊富な資源を利用して室町時代の頃から本格的に竹工芸が盛んになりました。また別府は日本有数の温泉地という事もあり、湯治客用のカゴや日用品としての需要も相まって別府市の地場産業として定着し、現代にいたるまで盛んに生産されてきました。

全国には数多くの竹細工の産地があり、MARKUSでも岩手県 鳥越のスズ竹、新潟県 佐渡の孟宗竹、といった産地によって異なる竹を使った、それぞれの地方に残るカタチの竹細工を扱ってきました。

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別府で使われている真竹は肉厚で弾力性があり曲げや圧力に対する抵抗力が強い事から細工物だけでなく、古くは建材などにも使用されてきました。別府の竹細工は農器具や生活雑器の色が濃い他の産地のモノと比べて仕上がりの美しさから、どちらかというと工藝品・美術品といった側面が強く感じられます。

その工程の大半は竹ヒゴづくりで、まずは油抜きという工程を経て艶やかな象牙色になった真竹を1㎜より薄いヒゴに裂いていきます。それを亀甲編みや網代編み、八目編みといった地方に伝わる様々な美しい編み目でそれぞれの形に編み上げていきます。

今回MARKUSがお願いした作り手は、大分県 別府市にお住まいの一級竹工芸技能士 『 大谷 健一 』 さんです。1965年 埼玉県の生まれで、2003年から大分県竹工芸訓練センターに入校し、2005年からは伝統工芸士の 『 油布 昌伯 』 氏に師事しました。その後、別府市の竹工芸展において何度も受賞したり数々の工藝展やイベントに参加するなど、精力的に活動されています。

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