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日々のモノ・コト

木工・漆の記事一覧

2018年が始まりました。今年もよろしくお願い致します。

2018年がスタートしました。本年もMARKUSをよろしくお願い致します。今年は曜日の並びが微妙で、年末の活気も多少はありましたが気が付いたら正月休みに入っていて、年が明けても何となく正月っぽい盛り上がりに欠け、あっという間に通常モードに戻っていた。と言う感じで、良く言えば穏やかな波の無い年末年始でした。

昨年から続いている恒例の耐熱祭りも土鍋などの耐熱陶器から木のレンゲやお玉・ヘラなど全ての品物が出揃い、いよいよ最終形態を迎えました。毎年人気の土鍋も片手鍋もまだまだたっぷり残っており、毎年この時期になると『売り切れるかな?』と不安になるのですが、おかげ様で毎年桜が咲く頃にはキレイに完売してしまっているから有難い話です。まだご検討中のお客様もまだ間に合いますのでぜひ店頭でご覧ください。

2018年の入荷、一番乗りは松本から大久保ハウス木工舎さんのヘラやお玉、そして待望の匙とレンゲでした。11月お邪魔した際にいただいてきたヘラも年末でちょうど無くなってしまっていた所だったので、いいタイミングでした。今回はヘラも桜と栗を左きき用も混ぜで全部で30本ほどと、2種類の杓文字。くるみの木のお玉も2サイズ届いております。コレだけあればしばらく大丈夫そうです。

そして久々の入荷となる匙とレンゲ。大久保さんの匙へのこだわりは非常に強く、終わる事の無い改良の連続です。私も改良途中で何かと口を挟む事がありますが全く聞く耳を持ちません(笑)。ひとまず現段階では彼の中でこれがベストの形で、今回はこういった形で作品となって届いておりますが、またしばらくしたら新しいカタチに進化を遂げている事でしょう。実際、前回入荷した時のモノよりシャープになり口の中での収まりと言うか当たりが良くなっております。大久保公太郎の飽くなき探求心に脱帽です。

新年の入荷第二弾は、益子の岡田崇人さんからマグカップと鉢が届きました。昨年の秋頃から『年内中にマグか湯吞みだけでも…』と、お願いしていたのを覚えていて下さっていて、残念ながら年末中にはギリギリ間に合いませんでしたが、律儀に年明け早々にお送りくださいました。今年は第3回目の岡田さんの個展をMARKUSで開催する年となっておりまして、今回は秋頃を予定しております。おそらくそれまで入荷は無いものと思われますので気になる方はお早めに。

そして新年の連続入荷、3つ目は、1年ぶりの入荷となる志村和晃さんより染付のうつわが届いております。志村さんとのお付き合いも4年になろうかという所で、最初の頃と今では随分お取り扱いさせていただくラインナップも変わってまいりました。以前は粉引や黄色と青の釉薬に稜花や線彫りの装飾を施したうつわがメインでしたが、ここ2年ほどはもっぱらこの染付の磁器です。

私の好みの変化もあるかもしれませんが、それ以上に志村さんの染付に対する力の入れようと作品の幅の広がりが私の興味を引き付け、それと同時にひとつひとつの装飾や柄の魅力が増していって、MARKUSでお取り扱いさせていただく品物も自然に染付に移行していった。という感じです。以前から志村さんの染付はまとめ買いされるお客様が多い為、今回は輪花皿やオランダ鉢など人気のうつわを厳選して10品目ほどに絞り込み、その分1種類当たりの数量を多くして、まとめ買いにも対応できるようにしました。

最後に、このブログを書いている最中に届いた4つ目の新年の入荷。今回が初めてのお付き合いとなる沖縄の『陶房 真喜屋』 真喜屋 修さんのやちむんです。真喜屋さんとは一昨年の沖縄仕入旅の際に工房にお邪魔させていただいたのが始まりで、そもそも新規のお取り引きはもうお引き受けいただけないくらいお忙しいお真喜屋さんなのですが、半ばゴリ押しでお願いして現地で注文させていただいた分の第1便が満を持して今回届きました。

真喜屋さんは1969年沖縄生まれ。1994年に沖縄県立芸術大学を卒業後、大学でも恩師であった大嶺實清氏に師事。中国・朝鮮・東南アジアなど幅広い交流で独自の陶器文化を築いた琉球王朝時代の製法を学び、古陶への研究を深めていきました。同じ師匠を持つ兄弟子でもあるMARKUSでもお馴染みの壹岐 幸二氏と同様に、柔らかな白化粧土に包まれた端正な造形とモダンでありながら伝統を感じる鮮やかなコバルトの染付が特徴で、民藝とはまた違った古き琉球陶器のカタチを表現しています。

今回は初回という事で染付の柄のバリエーションを知る意味もあって、『6寸皿を20枚、7寸皿を20枚、湯飲みを20個… 』という感じで柄を指定せずに全てお任せで作っていただきました。梱包を解きながら1枚1枚うつわを取り出してそのつどじっくり眺めている内に、一昨年に真喜屋さんの工房にお邪魔した際に所狭しと並べられた器たちを見た時の興奮が甦ってきて、なかなか作業が進みませんでした。

最初に書きましたが、今回の入荷は第1便です。第2便も年内には届くと思いますが、これで全体のおよそ半分くらいです。今回は6寸皿と7寸皿。少し大振りの飯碗や汁碗としても使えるカフェオレボウルと日本酒も楽しめそうな足付きの湯のみが届いております。ひとつの売場にまとまって収まった様子を見るとやはり存在感がありますが、ひとつひとつのうつわはいつもの食卓にスッと馴染みやすい軽やかさがあります。

新年早々怒涛の入荷はこんな感じです。他にも『年末には届くかな?』と思っていたものの、まだ届いていない品物もいくつかあるので、春先にかけてまだまだ入荷が続くと思います。

そして今年は5月23日でMARKUS開業5周年を迎えます。本当にあっという間でした。ま、5周年の感謝のご挨拶はもう少し先にとっておいて、今年はメモリアルイヤーとして重い腰を上げて活動的な1年にしようと、色々と計画しております。まずは来月、その次はゴールデンウイーク、そして7月・9月・11月と、企画を仕込んでおります。2018年。いつもより頑張るMARKUSにご期待ください。

年内の入荷がだいたい出揃いました。~ 年末年始の営業

あっという間に今年も残すところあと10日ほどです。吉祥寺の街も普段より人が多く平日でも活気付いておりますが、私は喧騒から取り残されたようなMARKUSの店内で、のんびりと『あぁ、年末だな』としみじみ感じております。 …というのは妄想で、店内はもう大変な事になっております。

【年末年始の営業】
年内は12月30日(土)まで休まず営業します。(30日の営業は通常どおり 11:00~20:00)
年始は1月4日(木)11:00からの営業とさせていただきます。

という事で、ここ最近の苦行のような入荷ラッシュの品々をご紹介させていただきます。まずは今年もやってきました、しめ飾り。例年と同じものですが、毎年同じものをお求めになる方が多く、私自身もこのしめ飾りを大変気に入っているため今年もこの伊予のしめ飾り一択です。

茨城に工房を構える吹きガラスの河上 智美さんから大量のガラス器が届いております。いつもは毎年春先に注文したモノを、その年の年末から年明けにかけて2回くらいに分けて届けて下さるのですが、今回はドカンと一括、180点ほどを直接お持ちくださいました。

何日か前に『○○日にお持ちします』というご連絡はいただいていたのですが、いつも通り半分くらいだろうと暢気に構えていたら、まさかの全量180点。急遽大掛かりな売場替えとなりましたが何とか全て売場に収まりました。今回の入荷はコレでおしまいで次回はまた来年の今頃となりますので、気になる方はお早めに。

今回の入荷はグレーのモノも合わせて全部で32種類です。大体いつも定番的な継続品が全体の半分、残りを新作と過去の作品の中からのピックアップを半々。という割合でお願いしているのですが、今回の新作もとてもイイです。来年以降も継続して定番化したいモノばかりです。

河上さんのつくるモールで形づくられたガラスは透明感があり造形的にも美しく、そして華やかさがあります。もう目前に迫ったクリスマスや年末年始などの人が集う賑やかな食卓にはピッタリですしギフトにも大変喜ばれております。

島根県の白磁工房 石飛勲さんからも、今回は鉢モノを中心に追加の品物が届いております。前回10月に届いた分は湯吞みや醤油差しなど細々したとしたものが中心でしたが、今回の入荷分は9月に工房にお邪魔した際にアレコレと要望をお伝えしてきたものがカタチになって届きました。

今年の春に入荷した際に大変好評だったリム浅鉢に2パターンの装飾を加えていただきました。一つはリムに二本の筋目を入れて立体的にして感触も楽しめるようにしました。もう一つもリムに呉須で二本の線を引いて洋皿っぽく仕上げていただきました。朝食のスープやシリアルに似合いそうです。

同じく島根県の袖師窯さんからも様々なカタチのお皿や鉢が届いております。だいたい定番のモノが中心ですが、こちらでも9月にお邪魔した際に要望を出して実現したモノがあります。現地に行って作り手と直接お話をしながらお願いした品物が形になって手元に届くというのは何とも嬉しいモノです。

カップ類も何種類か届いております。今回はあえて湯吞みという形をとらずに、何にでも使えそうなフリーカップを選びました。もちろん湯吞みとして使ってもいいですしビールや焼酎なども楽しめます。当然ながらガラスと違ってお湯割りなど熱い飲み物も楽しめるが陶磁器のいいトコロです。

12月の初旬に先行して入荷していた信楽の八木橋 昇さんと益子の廣川 温さんに続いて、鈴木史子さんからも土鍋が届きました。鈴木さんの土鍋はやや浅めでほぼ寸胴な形で底が広いので、鍋料理だけでなく、ポトフやロールキャベツなど具がゴロッとしたお料理などで大変使いやすく便利です。

鈴木さんからは初めてのお取り扱いとなる耐熱のキャニスターも届いております。フタを載せればスタッキングできる保存容器として、一人分のグラタンや熱々のスープを作ったらフタを下皿にしてテーブルへ。といった感じで大変便利です。土鍋同様に鉄のような渋みのある黒と柔らかな印象の黄色の2色展開です。

そして今年の耐熱モノのトリは廣川 温さんから届いた片手鍋です。深いのと浅いのの2種類でこちらもMARKUSでは今回初めてのお取り扱いとなります。これで今シーズンの耐熱モノは全て揃いました。廣川さんの耐熱のうつわは季節を問わず大変人気で、今後は通年でお取り扱いしていこうかと検討中です。

11月に毎年恒例の大量入荷があった小島鉄平さんから、更に角小皿と六角小皿そして楕円鉢の追加入荷がありました。おかげ様で先月100点ほど入荷した分もかなり減ってしまい、売り場も少し縮小したところへ今回の入荷なので、まだまだMARKUSにおける小島鉄平さんの存在感は弱まりそうもありません。

前月入荷した分も7寸・8寸の大きめのお皿は残りわずかとなってしまいましたが4~6寸皿や角鉢、今回入荷した楕円皿や小皿類などはまだまだたっぷりあります。お目当ての柄の動物がいる内にお早目のどうぞ。まだしばらくは在庫はもちそうですが次はまた1年後の入荷となります。

最後は益子の蜂谷隆之さんから届いた筋目拭漆の多用椀です。黒と朱塗りの多用椀は通年でお取り扱いしておりますが、この筋目入りの拭漆多用椀は秋冬限定にしております。蜂谷さんにお願いすれば季節に関係なく作って下さると思うのですが、個人的にこの椀には寒い時期に具だくさんの豚汁を食べたくなる印象があるので、店主の独断と偏見で秋冬だけのお楽しみにしております。

実は今回のブログを書き始めたのが12日頃だったのですが、連日何かしら入荷があり、アレも載せなきゃコレも載せなきゃと、届いた品物を次々撮影して記事を書き足している内にこんな時期になってしまいました。もう今年の入荷はコレで打ち止めだと思います。年内は30日まで売り場いっぱいの品物で皆さまのお越しをお待ちしております。

今年も残すところあと少しです。少し気が早いですが、2017年もMARKUSをご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。来年も引き続きよろしくお願い致します。

 

師走です。八木橋昇さんと廣川温さんの土鍋と白岩焼の酒器と旅の思い出

12月に入りました。毎年同じ事をココで書いてますが、1年が経つのはあっという間です。年々早く感じます。色々あったはずのこの1年ですが正直あまり良く覚えていません。今年の総括はまた後日改めてするとして、まずはお休みのお知らせです。

● 12月7日(木)・ 12日(火)は お休みをいただきます。

これ以降は年末まで休まず営業致します。年内の最終営業日につきましては例年通り29日までにするか今年は30日まで頑張るか悩み中なので、どちらかなるべく早めに決めてお知らせ致します。

信楽の八木橋 昇さんから耐熱の土鍋や片手鍋が届きまして、耐熱モノの売り場に様変わりしております。八木橋さんからは昨年同様に8.5寸(3~4人分)の平土鍋や片手鍋。毎年人気のとんすいが届いております。そして今年は久しぶりに1尺サイズ(5~6人分)の平土鍋もお願いしました。写真ではわかり難いですが圧倒的な存在感です。一般のご家庭で需要があるのか?と思われがちですが、ご要望の声が毎年ありまして、満を持しての登場です。

そして信楽から益子に移住して2年の廣川温さんからも2~3人用と4~5人用の2サイズの土鍋が届いております。お取り扱いさせていただくようになって今年で3シーズン目ですが毎回少しずつ進化しています。今回の変更点は持ち手です。これまで水平についていた持ち手を少し下がり気味に付ける事で指の引っ掛かりが良くなり持ちやすくなりました。今年もあともう一人の方に土鍋をお願いしておりますので、年内には全てが揃い三者三様の土鍋をお楽しみいただける予定です。

秋田県角館の白岩焼和兵衛窯の渡邊葵さんからは今回はマグカップと酒器のみですが、かなりのボリュームで届いております。前回もご好評いただいたマグカップは今回は少し改良していただき、縁の外側まで海鼠釉を流して口当たりが柔らかくなるように変化をつけてみました。縁から少し釉薬が流れる様が海鼠釉の深い青を強調して、見た目にも美しく一つ一つの個性となって表れています。

そしてMARKUS 2017年のヒット商品である酒器もたくさん届いております。今年の春に大量のぐい呑を送っていただき、それ以来MARKUSが酒器にハマるきっかけとなったぐい呑です。ひとつひとつに手の込んだ装飾を施していただき、今回も同じモノは2つと無い幅広いバリエーションのぐい呑で皆様を悩ませます。そして片口も前回よりも少し深くなり容量を増し、更に新作も加わって個性豊かなラインナップとなっております。

直近の入荷はこんな感じですが、続いては11月末に出掛けた仕入旅のご報告を。今回の旅は11月20日から22日までの3日間。東京を出て長野県の上田~戸隠~松本と回って1泊。2日目は松本から岐阜県の高山へ行き、そこから愛知へ下って瀬戸へ行く予定だったのですが、例年より早い雪のせいで高山行きを断念し、松本からそのまま瀬戸へ。その日は静岡泊まりで、3日目は山梨の河口湖畔へ行き、そこから一気に下って、最後は伊豆半島の東側にある伊東へ。と、思い返してもグッタリするような強行軍でした。

上田では以前から少しお取り扱いのある『農民美術』を視察という事で半分趣味みたいなものですが、何件かのお店を回って早々に戸隠へ向かいました。戸隠の目的は、この地に古くから伝わる根曲竹を使った竹細工です。取引先の開拓。という事で事前にアポを取っていた職人さんの営むお店に行ってお話を伺ってきたのですが、思っていた以上に作り手不足が深刻で、継続的なお取り引きは現状では困難だと感じました。それでもその場でいくつかの椀カゴを仕入れさせていただき、今後また何か機会がありましたら。という形で繋がりは作りつつこの地を後にしました。

戸隠では、ウラ目的の戸隠ソバをしっかり堪能して、明るい内にこの日最後の目的地に到着すべく松本へ向かいました。本当は松本での目的は二つあって、一つは松本箒の米澤さんの工房にお伺いする事だったのですが、先日東京でお会いしたばかりだし時間も全然足りなかったので、もう一つの目的地であるMARKUSでも木ヘラやお玉、匙などが人気の大久保ハウス木工舎の大久保公太郎さんの工房にお邪魔してきました。

到着した時は辺りはすっかり暗くなっていたのですが、山の中腹に立つ大久保さんの工房から見下ろす松本の夜景はとてもきれいでした。工房では大久保さんが黙々と作業をしており、静かな空間に響くテンポよくヘラを削る音が心地よく、作業を眺めながら聞き入ってしまいました。大久保さんの所では以前より注文していた品物の内、一部出来上がっていたお玉と桜の木のヘラをたくさんある中から選ばせていただいて持ち帰ってきました。

二日目は最初に予定していた高山でガラス器を制作されている安土草多さんの工房へお邪魔するのを断念し、松本からそのまま中央道を下って愛知県の瀬戸へ向かいました。瀬戸の目的は江戸時代から250年の歴史を持つ瀬戸本業窯さんです。昨年の春頃からお取引のご相談をさせていただいていて、今回の訪問で晴れてお取引のお話がまとまりました。実際に品物が入ってくるのはもう少し先になりますが、念願叶ってホッとしたところで瀬戸の街を後にしました。

三日目はまずは山梨県の河口湖畔でスズ竹を使った竹細工を作っている職人さんの集まりにお邪魔してきました。ここは県の工芸品に指定されている事もあり品質管理の目も厳しく作り手の育成も盛んなため、比較的安定して品物を供給していただけます。東京に帰ってきてからさっそく注文しましたので年明けの1~2月には山梨のザルやかごが届く予定です。その後は富士山をかすめながら一気に南下して、伊豆半島の東側の伊東に工房を構える齊藤十郎さんに会いに行きました。

十郎さんとのお付き合いも早いもので4年目となるものの、東京と伊東も割と近場であるにもかかわらず、なかなかお邪魔する機会を作れずにいました。昨年にこれまで使っていたイッテコイ窯を解体して自ら登り窯を築き、作品の幅もグッと広がっています。これまで十郎さんとは何度もお話したりお酒を飲む機会がありましたが、二人っきりでじっくりお話しするのは初めてで、かなり内容の濃いお話ができました。来年7月にMARKUSで個展を開催して下さるお約束もいただき、大ぶりのスリップウェアと焼き締めや灰釉の鉢を何点か分けて頂いて東京へ帰りました。

今回の旅ではこの先につながる大きな収穫がたくさんあり、とても充実した旅となりました。東京に帰ってくるとすぐに年末に向けた入荷や売り場づくりで慌ただしくしておりますが、ひとまず今年の締め括りに向けてまだまだ入荷する予定の品物をさばきつつ、あっという間に新しい年を迎えているのだと思います。今年も残りわずかですが、引き続きMARKUSをよろしくお願い致します。

 

雨降りの10月。入荷のお知らせ

何となく、ずっと雨降りだったな。と言う印象の10月も早いもので残すところあと1週間。グッと気温も低くなり雨の日の寒さは例年10月いっぱいまで短パンで過ごす店主を震え上がらせるには充分な冷え込みとなってきております。そろそろストーブの準備をしなきゃな。とぼんやり考えている今日この頃ですが、ここ1週間ほどで色々と入荷してきておりますので、まとめてご紹介させていただきます。

という事で、まずは久しぶりの入荷となる兵庫県の篠山で活動されている『野澤裕樹』さんより、挽き物の品々が届いております。今回は拭き漆の品物が中心ですが、以前に入荷した際に大変好評だったオークのリムプレートも入荷しております。一見洋皿のようなシャープな印象がありますが、手に取るとモッチリとした質感で、全体の緩やかな曲線も手に馴染みやすいよう細部までこだわり抜いたカタチをしています。

今回の入荷で特に目新しいのが拭き漆のぐい呑みです。先日Instagramの方にアップしたら、それを見てご来店下さった客様から『汁椀かと思った』とご指摘を受けましたので、他のぐい呑みも一緒に撮ってサイズ感がわかるようにしました。ガラスや陶磁器のぐい呑みと比べて軽くて割れにくい為、少々酔っぱらって手元が危うくなっても安心して飲み続けられます。形も大きさも様々なのでお気に入りの一つを見つけて下さい。

その他には白漆を中心に施した5寸の銘々皿。縁に彫り付けた凹凸の手触りも楽しいケヤキの4寸鉢とタモ材の6寸鉢。渋い印象になりがちの拭き漆のうつわをそれぞれ異なる技法で軽やかに仕上げています。5寸の銘々皿は菓子皿や果物をいただくのにちょうどいいサイズ感で、年末年始の来客用に備えていくつか揃えておきたくなる品物です。今回は演出としてちっちゃなリンゴで飾ってみました。

次は、先月にお邪魔してきたばかりの島根県の『白磁工房 石飛 勲』さんより湯吞みやマグ、ぐい呑みから醤油差しまで細々とした品物が届いております。この他にも鉢モノや片口、土瓶などもお願いしておりますが、その辺も年内にはいくらか入荷してくると思います。湯吞みとマグは再入荷ですが、石飛さんにも新たにぐい呑みをたくさんお願いしました。そしてこちらでも形はバラバラで、色も白磁・呉須・辰砂の3色です。

そして今回は初めて醤油差しをお願いしてみました。以前にご紹介した島根仕入旅の旅行記でも書きましたが、ほぼ衝動的な注文で、下皿を付けるかどうかをお客様に委ねるカタチで本体とは別売りで豆皿を注文してきたのですが、今回は本体のみの入荷です。下皿になる豆皿は次回の入荷となると思います。カタチはポッテリしていて、ちょっと高級な中華料理店のテーブルに並んでいそうな印象です。

今年の春に入荷して早々に無くなってしまった松本箒も少量づつですが再入荷しています。9月に発売された『& Premium』という雑誌の中でご紹介いただいた際に何件かお問い合わせをいただいておりましたので、無理言って少し分けて頂きました。年末の大掃除に向けて松本箒でスッキリしたい方は、今回が年内最後の入荷なのでお早めにどうぞ。また、今回入荷の荒神箒はお求めやすい柄無しのタイプが届いております。

今年の7月に三人展に参加していただいた鈴木史子さんからは今シーズン最初の耐熱モノが届きました。今回の入荷は直火やオーブンでお使いいただける入れ子鉢と両手鍋がそれぞれ2色です。毎年人気の平土鍋も注文しておりますので、他の作り手の耐熱モノも合わせてこれから寒くなるにつれて続々入荷してきます。ちなみ先日あまりに寒くて、昨シーズンに入荷していた鈴木さんの土鍋が早くも旅立って行きました。

こちらも9月の島根仕入旅での大きな収穫。『大社の祝凧』が入荷しました。大社の祝凧のいわれについては島根仕入旅その2で簡単にご説明しておりますので、ここでは割愛させていただきます。大社の祝凧はお正月に関係無く年中飾っておける縁起物なのですが、せっかくなので年末に間に合うように頑張っていただきました。鶴と亀の2枚1対で、赤い鶴の方を向かって左に飾るのが決まりです。

最後に、今年もやってきました『手仕事カレンダー』。今年も型染職人の小田中耕一さんによる暖かみのある楽しい絵柄がぎっしり詰まっております。ここ何年も毎年楽しみにしてご購入いただいているお客様も多く、MARKUSでもこのカレンダーが入荷すると年末が近づいてきた実感が湧いてきます。12月になればしめ飾りも入荷する予定なので、今年のMARKUSの年末は賑やかになりそうです。

という事で今年も残すところあと2ヶ月。寒くなってくると元気になるMARKUSなので、これから年末に向けて耐熱モノやスリップウェアなどが続々入荷する予定です。ご期待ください。

 

 

秋になり、ぼちぼち色々入荷し始めました。

夏の間は割と入荷はおとなしめなMARKUSですが、涼しくなってくるにつれて入荷もだんだん活発になってきます。という事で秋深まる今日この頃、売り場の様子もだいぶ変わってきましたので、9月までさかのぼって直近までの入荷商品を一挙にご紹介いたします。9月と言っても後半からの分で、最近の入荷なのでどの品物もまだまだ在庫はございます。ご安心を。

まず最初は、益子の岡本芳久さん。いつもは割と年末に近い時期にお届けいただけるのですが、今回はかなり早い入荷で、三種三色の鉢と三色のマグカップが入荷しました。

今年はいつもより多めの注文をしておりまして、今回は第1便の入荷となります。恐らく第2便はいつも通り年末近くなってからの入荷となると思います。第1便の今回はこれまで人気のあった丸鉢・ドラ鉢・花形鉢の3種という鉢尽くしです。どれも見栄えよく使い勝手のいいカタチなので、岡本さんとの初めてのお取り引きからずっと注文させていただいております。第2便の方はほとんどが今回初めてのお取り扱いとなる新作で、品物が届くのが今からとても楽しみです。

そして飛騨の安土草多さんからも届いております。島根の仕入旅に出掛ける直前に届いたのでギリギリまだ最近の入荷です。(笑)前回初めて取り扱ってみた酒器が人気だったので今回もぐい呑みや片口などを多めにお願いしました。私自身この1~2年ほどで日本酒の美味しさがわかるようになったのですが、酒器もまた日本酒を美味しく楽しむための重要な要素の一つだと気が付きました。安土さんのガラス酒器は見た目より軽く、変わった形をしているモノもありますが手に取りやすく何よりお酒が進みます。

そして定番的なグラス類も届いております。安土さんの作品はかなり幅が広く、ちょっとした形やデザインの違いやサイズ展開が多岐にわたっていますので、毎回注文ごとに少しづつ内容を変えながらMARKUSの定番を模索していきたいと思っております。今回の入荷分、酒器も含む8種はまだ第1便で、残りの分は今月末頃には入荷すると思います。その中にもショットグラスやロックグラスといったお酒が進むガラスがが入っているはずなので、そちらもご期待ください。

安土さんの少し前ですが大分県 別府の大谷健一さんから竹細工のザルが届いております。以前から洗った食器を入れておいたり野菜や果物を盛っておくのに使いたい。という事でお求めになる方が多いのですが、最近はご自宅でパンやお菓子を焼かれる方が粗熱を取るのに使ったり、もちろん買ってきたパンを置いておく器としても使えるので、用途が多様化してきています。ガラスと同様に夏の涼し気なイメージがありますが、鍋の時だったり干し野菜をするのに使ったり意外と冬の方が出番が多いような気がします。

そして寒くなるにつれて人気が高まってくる漆器ですが、先週になって益子の蜂谷隆之さんから入荷があり、MARKUSが毎年冬の定番として扱っている漆器の汁椀が全て揃いました。2列目右の筋目の入った拭き漆の汁椀だけ、入荷直後に一気に無くなってしまいまして今は在庫ゼロです。すぐに追加をお願いしまして、年内にはもう1度入荷してきますのでしばらくお待ち下さい。入荷のお知らせをInstagramにアップしたとたん、お問い合わせをたくさんいただきまして、相変わらずの人気の高さを実感しております。

そしてこちらは今月に入って久しぶりの入荷となった、沖縄の登川 均さんのやちむんです。今年の年明け1番の入荷が登川さんからのやちむんで、それ以来の入荷ですので9か月ぶりとなります。それでもかなり早い入荷サイクルなのでとてもありがたいです。今回は50点ほどと若干少量ですが、4~8寸皿や6~7寸の浅鉢、マグカップや湯呑、人気のタタラ皿まで薄く広くという感じで多岐にわたっています。

特に今回のタタラ皿の中に少し深めの角皿があって、これがものすごく使いやすそうです。長辺の長さが26㎝あるので煮魚でも焼き魚でも大抵のお魚はすっぽり収まりますし、4㎝とそこそこ深さもありますので、おでんやポトフ、ロールキャベツといった具がゴロっとして汁のあるものなんかも合いますし、なんだったらカレーやパスタだってこのお皿でイケる便利な1枚です。と、さんざんオススメしていますが、青と緑それぞれ2枚づつしか入荷しておりませんので早い者勝ちですよ。

最後にこのブログを書いている最中に届いた最新ネタを二つ。以前からずっとやりたいと思っていた『猫つぐら』がついにMARKUSにやってきました。猫ちぐらと呼ぶ地域もありますが、こちらは猫つぐらです。もともとは人間の赤ん坊用に稲藁で編んだ揺りかごである『つぐら』が原型で、夏は涼しく冬は暖かい天然素材の猫のおうちです。

長野県北部と新潟県の県境に位置する栄村で作らており、米どころでもある栄村は冬は雪で閉ざされてしまうため農家の冬場の手仕事として、栄村産のコシヒカリの稲でひとつひとつ作られています。ひとつ作るのに使用する藁はコシヒカリ約20把で熟練の職人でも完成に1週間かかるそうです。残念ながら我が家には猫はいませんが、猫つぐら欲しさに猫を飼おうと真剣に考えた事があります。

お次は新潟の燕市から『銅のやかん』が入荷しました。実は最近、我が家のヤカンを独身時代から20年近く使っていた柳宗理のケトルから銅のヤカンに買い換えました。その使い心地の良さと美しさからお店でも銅のヤカンを取り扱う事にしました。

ヤカンはなかなか壊れる事がないので買い換え時が分からないモノのひとつですが、思い切って銅のヤカンに替えてみてはいかがでしょう?見てくれだけでなく、銅のヤカンは熱伝導率が圧倒的にいいのでお湯が沸くのが早く、水道水に含まれる塩素を分解除去したり除菌抗菌作用を持っていたり、人体に必要な銅分を摂取できたりと、なかなかの優れモノです。

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