HOME > 木工・漆

日々のモノ・コト

木工・漆の記事一覧

関西仕入れの旅 ~ 入荷いろいろたくさん(長編です)

先週の13日(金)~14日(土)の2日間でお休みをいただきまして、関西に仕入れの旅に行ってきました。仕入れと言っても現場での買い付けは少量ですが、今回は新たにお取引が始まる淡路島で活動されている陶芸の作家さんと、丹波篠山で活動されている木工の作家さんに会いに行き、今後のお付き合いのご相談をガッツリさせていただきました。

今回の旅の目的はこの他にも色々ありまして、ひとつは大阪の堺で行われた『灯びとの集い』というクラフトフェアに行く事と、もう一つは、しばらく購入を検討していたアンティークのテーブルの現物を見に芦屋の家具屋さんに行く事でした。他は時間の許す限り合間を縫って、久しぶりの大阪・神戸を回ってみたり、私が10代の頃からの親友が営業しているBarに飲みに行ったりと、かなり詰め込みすぎの旅となりました。

IMG_4620

上の写真にある裃をつけた招き猫は『初辰さん』といって大阪の住吉大社で売られているものです。右手を上げているのは商売繁盛。左手を上げているのは家内安全を願うもので、毎月最初の辰の日に参拝し、4年間で48体集めると『四十八辰 ~ 始終発達』で満願成就となると言われています。自宅にも左右ペアで置いているのですが、今回お店用にいただいてきました。今はカウンターのレジ横にちょこんと座っております。

IMG_4565

そしてトップにある写真のテーブルが、今回の旅で購入してきた新しいテーブルです。先月に新しい棚を設置した事で、今まで使っていたテーブルが置ききれなくなってしまい、先日、展示品処分をしてしまいました。しばらくテーブルがない為に店内で色々見比べたり、テーブルに乗った雰囲気を試したいお客様にはご不便をおかけしておりましたが、これからはこの『新・お見立てテーブル』を存分にご活用下さい。

IMG_4516

前置きが長くなりましたが、ここからは入荷商品のお知らせです。10月にもいくつか入荷のあった岐阜県 土岐市で活動されている『河内 啓』さんのうつわが追加で入荷しました。今回は久しぶりの角皿と新作のシリアルボウル。そして深みのある藍色が美しい新色の『瑠璃釉』が加わりました。河内さんのうつわは色違いで組み合わせてご購入されるお客様が多く、今回の新色追加で選ぶ楽しみがまた一つ増えました。

IMG_4460

人気のマグカップも入荷しております。今までの4色に新色の瑠璃釉が加わった全5色のバリエーションとなりました。毎年この時期になるとマグカップを新調したり贈り物に選んでいただいたりと、大変ご好評いただいているので、今回も多めにお願いしました。見た目の雰囲気や質感だけでなく持ちやすく安定感があり、たっぷり入る使い勝手の良さも人気のポイントです。

IMG_4962

もう一人、陶芸の作家さんから追加の入荷がありました。滋賀県で活動れている『田中 大喜』さんから黒鉄釉と灰釉のうつわが届きました。今回は新作の華やかで上品な形の向付や透明感があってお酒もおいしく飲めそうなそば猪口も入荷しております。また、今回の関西の旅で『灯びとの集い』に立ち寄った目的の一つが、このクラフトフェアに出展されていた田中大喜さんに会いに行くことでした。

IMG_5046

このクラフトフェアの出展が決まる前から今回の関西の旅を計画していたので、田中さんが出展しなかったら大津の作業場にお邪魔して来年の個展に向けた相談をするつもりだったのですが、9月頃に出店が確定したため、今回は時間も場所も無い中、出品した作品を見ながらアレコレ簡単な相談だけ済ませてきました。ですが、新しく挑戦した釉薬の作品もいくつか見ることができ、来年に向けて期待が高まってまいりました。

IMG_4796

続きまして、今回の旅でおうかがいした作家さんのひとり、兵庫県の丹波篠山で活動されている木工作家、『野澤 裕樹(ゆうじ)』さんのナラ材オイル仕上げの9寸プレートと栗の拭漆布着せ椀、ケヤキの黄漆盆です。
野澤さんとは実は20年前からの知り合いで、私が大学卒業後に勤めた大阪のインテリアショップの先輩です。

私はその会社に11年ほどお世話になりましたが、野澤さんは私と入れ違いで退職され、のちにその会社で出会った6人の仲間と共に大阪でクリエイティブユニットを立ち上げました。その他のメンバーとも交流があった私はたびたび彼らのもとを訪ね、独立の際にも相談に乗っていただき、開業時にはお祝いもいただきました。

今ではそのユニットも発足メンバーは2人だけになってしまいましたが、独立したメンバーたちはそれぞれの分野で活躍しており、野澤さんも今は設計のお仕事をされている奥様と一緒に丹波篠山で『居七十七(いなとな)』というお店を営みながら制作活動をされています。

IMG_4915

今回野澤さんとはおよそ4年ぶりの再会で、以前から野澤さんの活躍や作品を見知っていた為、何かの形でもう一度繋がってみたいという思いがありました。今回の関西の旅を機にお会いして、知り合った若い頃とは違う一人の作り手とその作品を世に伝える一人の店主としてじっくりお話しし、お取引をお願いしてきました。

野澤さんは木工作品を作るようになる前は内装や大工の仕事をされており、材料に対するこだわりはその頃から強く、今回いただいた作品も国産の材料を厳選されています。基本的に良い素材が手に入った時に、その素材と向き合いながら何を作ればその素材の魅力を充分に生かせるか考えて制作する為、定番というモノがありません。そして生活の中にあるシーンに当てはめて、使い心地や収納・お手入れ方法に至るまで緻密に考えながらカタチや仕上げを決めていきます。ぜひ店頭でお手に取ってそのこだわりをお確かめ下さい。

IMG_4718

お次は、MARKUSではもはや安定の定番である『Semi-Aco 加賀 雅之』さんの木工品です。しばらく欠品してしまっており、久しぶりにMARKUSでの取り扱いラインナップが揃ったので、集合写真を撮ってみました。

同じ木工作品でも先程の野澤さんは木の塊りを轆轤と呼ばれる機械で回転させてノミで削りながらカタチを作り出す『挽き物』と、漆などを塗り仕上げを施す『塗り物』を作っていらっしゃいますが、加賀さんはノミや鉋で掘ったり削ったりしながら形を作る『刳り物』と、家具や箱モノのように仕口や継ぎ手などで材料を組み立てていく『指し物』を作っています。つい先日お取引の始まった『大久保ハウス木工舎』さんも刳り物の作家さんです。

IMG_4865

最後に、今年の4~5月にもドライフラワーで爽やかなユーカリのリースを作って下さった、『Louloudi』さんからクリスマスに飾りたいリースとスワッグを届けていただきました。5月のリースが大変好評で、『じゃ、次はクリスマスに』という事でお願いしていたのですが、クリスマスが終わった後もずっと飾っておけるように、クリスマス色控えめなデザインで仕上げていただきました。

IMG_4880

今回もまだ青々として爽やかな香りが残るユーカリやヒムロスギをベースに、アクセントに赤や白の実モノやマツカサなどをあしらっていただきました。またリースとは別に作っていただいた『スワッグ』ですが、ドイツ語で『壁飾り』という意味で、その名の通り、壁に飾れるものなら基本的にどんな形でもOKで、丸型のリースと並んでクリスマスの伝統的な飾りのひとつなのだそうです。今回は枝モノと実モノを花束のようにまとめたスワッグを作っていただきました。MARKUSらしい素材感溢れる落ち着いた雰囲気のクリスマスデコレーションです。

益子より~ (と、入荷いろいろ)

11月に入りました。今年は随分と寒くなるペースがゆっくりと感じられ、非常に過ごしやすい気候が続いております。昨年の今頃は 『 そろそろストーブを出そうかな 』 なんて事を考えていたような気がします。
という事で4日はお休みをいただいて、まだ暖かくて上着要らずの益子へ行ってきました。もはやMARKUSにとっても春と秋の年中行事のようになっておりますが、今回もいつものヤツを持って帰ってきました。

IMG_8480

ここ最近、益子でいつものヤツと言えば 『 原 泰弘 』 さんのすり鉢と山椒のすりこ木、そして 『 大野 敦史 』 さんの動物オブジェ、200gA’s。
今回も原さんからは3色3サイズのすり鉢と土瓶をいただいてきました。毎回春と秋にそこそこの量のすり鉢を作っていただいておりますが、いつも次の陶器市の頃にはキレイに無くなってしまいます。
また、毎回すりこ木をお願いしている関根さんからは、今回はあまり数が取れなかったそうで数は少なめです。そのかわりにいつもは仕入れない大きさの40㎝のモノをいただいてきました。

IMG_4114

大野さんの動物たちも今回は年末のギフト需要を見込んで、いつもより多めの15体。相変わらず緻密な彫刻と仕上げでリアルな質感と表情を再現されています。独特な表情やポーズはそのままですが、今回は少しだけカワイイ方向に寄せてみました。

今ならすり鉢も動物たちもたっぷりありますので選びたい放題です。気になる方はお早めにどうぞ。

IMG_4361

続きまして、今回が初めてのお付き合いとなる木工の作り手さんの『 大久保ハウス木工舎 』 さん。現在、長野県の松本市で活動されている大久保さんとは色々と間接的な繋がりはありつつも直接お会いしたのはつい最近が初めてで、本日(11/4)用事で東京に来られたついでにMARKUSにもお立ち寄りいただいて、品物を少しだけ分けていただきました。
大久保さんはひとつひとつの素材と向き合い、それぞれの特性を見極めながら全て手作業で削り出します。今回はヘラとお玉のみですが、今後はスプーンやレンゲなどの小物から木箱などの収納モノまで幅広い品揃えで選ぶ楽しみを提供していただけたらと思っております。

IMG_4256

そしてお次は、期間限定でのお取り扱いとなる、富山県南砺市で活動されている 『 井波彫刻 』 の職人さん、『 谷口 信夫 』 さんのつくる銘々皿をご紹介いたします。

MARKUSがある東京都武蔵野市と富山県南砺市は40年以上も続く友好姉妹都市で、その関連イベントとして、11月7日(土)~15日(日)の間、『 とやま南砺ウイーク in 吉祥寺 』 と題して、吉祥寺の飲食店やショップ、その他イベント会場でで南砺市の名産品をご紹介します。その中でMARKUSでは南砺市を代表する伝統工芸である 『 井波彫刻 』 をご紹介させていただきながら販売いたします。

IMG_4299

井波彫刻は1792年に焼失した井波別院瑞泉寺を再建するため、京都の本願寺の御用彫刻師が井波の大工に技術を伝えたのが始まりで、寺社彫刻をはじめ天神像や獅子頭の置物、豪華な欄間の彫刻で知られています。近年は建築物の欄間などの建具だけでなく看板や額などの製造などで、その伝統と技術が伝え残されています。

今回は数少ない井波彫刻の職人である 『 谷口信夫 』 さんの作る、楠(クスノキ)の香りが爽やかな銘々皿を期間限定でご紹介させていただきます。

IMG_4030

最後に、今年もとどきました、『 手仕事カレンダー 』 です。染色家 『 小田中 耕一 』 さんの手による、季節の風物や手仕事の品々をモチーフにした型染めの絵が、鮮やかな色彩でデザインされた楽しいカレンダーとなっております。今回も1枚モノのB3ポスターサイズと1ヶ月ごと12枚のポストカードサイズの卓上タイプの2種類となっております。

9月の入荷いろいろと今月のお休み

ようやく9月になりました。真夏の地獄のような暑さとお盆明けからの長雨で戦意喪失気味でしたが、新しいお付き合いも含めいろいろと新しい品物も届いてまいりましたので気持ちを切り替えて9月から頑張ります。
まずは9月のお休みからお知らせ致します。

● 9月9日(水) ・ 17日(木)

実は先日、9月2日もお休みをいただいておりましたが、今月は上記の日程であと2回お休みをいただきます。

IMG_2400

先程、新しいお付き合いと申しましたが、実は昨年末に耐熱の器を届けて下さった愛知県豊橋市で活動されている 『 鈴木 史子 』 さんから通年で使える白いうつわが今回新たに届きました。
MARKUSでのお取り扱いが初めてとなるこの白のシリーズは、今から6~7年前に松本のクラフトフェアに出展されていた鈴木さんから購入したのが始まりで、その時にお名前やご連絡先をお伺いするのを忘れていた為にMARKUSを開業した後にお取引をお願いしたくても連絡をとる手掛かりがなく諦めかけていたところ、ひょんなところから作品を発見し、そこから手掛かりをつけてどうにか鈴木さんまでたどり着きました。

IMG_2371

鈴木さんは1972年 愛知県生まれ。1993年に京都芸術短期大学(現、京都造形芸術大学)陶芸コースを卒業されました。大学では立体物やオブジェなど、主に作品づくりの課題をこなしつつも 『 手仕事によって本当に使えるものが作りたい。』 という思いから実用のモノを作る陶芸作家を志すようになりました。その後、地元の豊橋に戻り、1999年に自らの窯を築き独立を果たしました。

IMG_2344

飾り気のないシンプルなうつわですが、手にした時のサラッとした質感や手のひらに収まる丸みを帯びたシェアイプが心地よく、毎日思わず手に取ってしまう定番のうつわです。
鈴木さん自身も試行錯誤する中で、あまり手広くやらず自分の持てる力を注ぎ込めるものに絞り込んで、行き着いた形がこのシリーズでもあり、時間をかけて少しづつバリエーションを増やしてきたそうですが、最近は白以外のうつわや耐熱モノ等にも積極的に取り組んでいます。この冬MARKUSにも鈴木さんの作る耐熱モノや土鍋などが届く予定です。ご期待ください。

IMG_0976

お次は、漆器の 『 蜂谷隆之 』 さんから李朝椀が届いております。実はこちらは8月の半ばには入荷しておりFacebook上ではご紹介していたのですが、うっかりHP上でお知らせするのを忘れておりました。スミマセン。この李朝椀は李朝時代の朝鮮半島から伝わった形を模したもので、スッと広がった高台で安定感がありながらもシャープで上品な形をしています。

IMG_1002

今回のこの李朝椀は蜂谷さんの新作で、今年の5月の益子の陶器市の際に試作品を見せていただき、その時にお願いしてMARKUSのオリジナルとして外側を木目を生かした溜で、内側を朱と黒で塗り分けていただきました。見込みが広くフチがキュッと開いているため汁椀だけでなく煮物にも見栄えがよく、軽くて非常に扱いやすいお椀です。

IMG_2456

続いて、以前ご紹介した事のある、青森の伝統工芸であるこぎん刺しで作ったコースターと合わせて取扱いの始まった、こぎん刺しのヘアゴムとバッジに 『 墨染め 』 と 『 柿渋染め 』 が加わりました。前回の入荷では爽やかな麻の生成りと藍染の2色でしたが、今回は秋らしい墨染めと柿渋染めに温かみのある明るいトーンの糸で刺してもらいました。同じく墨と柿渋染めのコースターもお願いしておりますので、入荷しましたらあらためてお知らせ致します。

IMG_2432

最後に、しばらく品薄だった埴輪が再入荷しております。いつも油断しているといつの間にか無くなってしまっている為、今回は売れ筋に絞って、人気の馬や土偶、踊る男女を多めに作っていただきました。今月は後半に5連休もありますが、少なくともそれまでは持ちこたえられそうです。

IMG_2448

9月に入りパッとしない天気が続いておりますが、どうにか暑さもしのぎやすくなってまいりました。夏の間、暑すぎて冷房の効いたところでじっとしていた方もそろそろ外に出かけてみませんか?
今月のMARKUSは5連休やそれ以降の秋の品揃えに向けて新しい品物の入荷が続きます。ご期待ください。

 

今週の入荷いろいろ

個展『岡田崇人の仕事』の延長戦も終了して、昨日は残った作品をお返しするため益子まで行ってきました。定番の品物や新作で今後定番化されるモノなど、一部の品物は引き続き店頭で販売させていただきますので、まだまだしばらくは岡田 崇人さんの作品はご覧いただけます。

IMG_9379

今週は、個展が明けて個展用の品物をお返しして店内がスッキリしてしまったところへ絶妙なタイミングで3人の作り手の方々から入荷があり、賑やかさを取り戻しました。

まずは、岐阜県の飛騨で活動されている 『 沖澤 康平 』 さんのガラスです。並べてみると、ちょうど先月末に入荷した沖縄の壱岐 幸二さんの染付の器と相性が良かったので、お二人の作品を一緒に展示してみました。沖澤さんのガラスは独特のゆらぎと透明感があり、涼しげな壱岐さんの染付との組み合わせで、間もなくやってくる夏らしい売り場となりました。

IMG_9465

ガラスの写真を撮るのはなかなか難しく、本当は天気のいい日に太陽の光をかざすように撮るのが一番キレイにガラスの透明感や揺らぎを表現するにはいいのでしょうけれど、あいにくの雨続きで太陽が顔を出すのを待っている訳にもいかず、今回はあえて逆を行き、照明を全て落として落ち着いたトーンで撮ってみました。

IMG_9430

お次は、昨日、岡田さんの作業場にうかがったついでにご近所にお住まいの漆作家 『 蜂谷 隆之 』 さんのお宅にお邪魔して持ち帰ってきた人気の『 筒鉢 』 です。今年の春以降ずっと欠品しておりましたが、ようやく朱と黒が揃いました。

MARKUS唯一の漆器の作家さんで、岡田さんの個展で味をしめたMARKUSが次のターゲットとして考えている作家さんの一人でもあり、昨日は世間話程度にそのあたりのご相談もしてきました。また、今年の冬に向けてMARKUS別注のお椀もお願いしており、今後のお付き合いが楽しみな作家さんです。

IMG_9492

最後に、現在、千葉県の館山で作陶されている 『 志村 和晃 』 さんのうつわです。初回の入荷がちょうど昨年の今頃で、その頃はまだ益子で活動されていて、昨年の8月に活動の場を故郷の千葉に移して間もなく1年になります。今回は涼しげな瑠璃釉のみの入荷ですが、人気の粉引きや淡黄釉もお願いしているので、今後引き続き入荷すると思います。

今週の入荷はこんな感じです。ジメジメと嫌な天気が続きますがMARKUSの店内は一足早く夏の装いに変わってきております。今後もご期待ください。

 

堰を切ったように入荷が続きます

いつの間にか4月です。皆様ご無沙汰しております。3月はPCの機嫌が悪い事を理由にお知らせの更新を全然しておらず
スミマセンでした。PCが作業中にすぐ固まってしまうのも大きな理由のひとつですが、3月のMARKUSが引きこもったように
気配を消していたのは、ズバリ  『 皆様にお知らせできるようなインパクトのある商品入荷が全然無かった。』 からなのです。

IMG_5512

普段あまり個展などをしないMARKUSですが、常時20人以上の作家さんとお付き合いをし、常に繰り返し注文をしている
ので、毎月必ず少なくとも2~3人の作家さんから品物が入荷して毎月必ず売り場も変わり、いつご来店されても新しい何か
をご提案できていたのですが、どういう訳か3月は一切誰からも入荷がありませんでした。それどころか3月から始めようと
思って事前発注していた新しいプロダクトモノも軒並み欠品で、変わり映えしない店内と品揃えにストレスを感じていました。

IMG_5461

それが4月に入った途端、3月の間誰かが堰き止めていた入荷が、ダムが決壊したかのように一気に流れ込んできました。
久し振りのまとまった入荷にテンションが上がったので、停滞していた3月の分を取り戻す勢いで一気にご紹介致します。

まずは2月末に第1便が入荷した、愛知県の常滑で活動されている 『 冨本 大輔 』 さんのクラシカルな染付のうつわ達の
第2便が届き、MARKUSでのお取扱いとなるフルラインナップが勢揃いしました。

IMG_5471

初回入荷となる前回は、飯碗 ・ 小どんぶり ・ 5寸鉢 ・ 7寸鉢 といった鉢物中心でしたが、今回の入荷では、5~7寸皿 ・ 
どんぶり ・ 6寸鉢 ・ そば猪口 と、それぞれ3柄 ( そば猪口は4柄 ) づつ揃い、かなり見応えのある品揃えとなりました。

個人的にはそば猪口がお気に入りで、おそばを食べる時はもちろんの事、お茶でも日本酒でも焼酎でも、そして熱くても
冷たくても使いやすくよく合います。小鉢として酢の物や和え物などにも見栄えが良く、使用頻度が高いうつわです。

IMG_5476 (2)

ベーシックな柄ですが、一つ一つに個性があり選ぶ楽しみがあります。そして、その器ひとつひとつ異なる個性に、何とも
言えない手仕事の風合いを感じます。質感もサラッとして気持ちよく、形状も収納する際に安定感があり、手に収まりが
よく扱いやすいよう考えられている為、長い間愛着を持ってずっと使ってきたかのように、生活の中にスッと溶け込んで
くれる普段使いのうつわです。

IMG_5537

続きましては、久し振りの入荷となる、滋賀県の大津市で活動されている 『 田中 大喜 』 さんのうつわが入荷しました。
これまで田中さんのうつわは、透き通るような 『灰釉 』 と深みのある 『 黒鉄釉 』 の2色展開でお取扱いをしておりましたが、
今回は、田中さん自身も昨年あたりから積極的に製作されている、美しいブルーグレーの 『淡灰釉 』 と 錆びたような渋い
茶色の 『 茶斑釉 』 の2色を、MARKUSとしては新たに導入させていただきました。

IMG_5570

実は今回入荷した淡灰釉と茶斑釉のシリーズは、クラフトフェアなどの野外イベントでしか現物を見ておらず、それでも
この深みのある色合いが気に入って作っていただいたのですが、今回お店に入荷して初めて室内の照明の下で品物
を手に取って見たら、太陽の光の下で見るよりずっと深みがあり複雑な色合いをしている事に気付き、更に惚れ込んで
しまいました。これまでの灰釉と黒鉄を明るくメリハリのある 『 昼のうつわ 』 とするならば、今回の新シリーズは深く溶け
混んでいく 『 夜のうつわ 』 とでも言いましょうか。

IMG_5587

初回となる今回は定番的な形のモノを広く薄くという感じですが、今後の動向を見て、これまでの灰釉 ・黒鉄釉シリーズと
新しい淡灰釉 ・茶斑釉の2本柱にして、交互に入荷するように扱って行こうと考えております。

ご紹介したいモノがたくさんあって長くなってきたので、ここから先は駆け足でにご紹介します。
ちなみに下の写真の右側にある、丸っとして小さなくちばしがかわいらしい2色のポットも、先程の田中大喜さんの作です。

IMG_5684

まずは、当店でも以前より山桜のお皿やカッティングボード、いちょうの木のまな板が人気の『 woodpecker 』の福井 賢治
さんよりなめらかなシェイプと木目が美しいケヤキの木のトレイが2サイズ入荷しました。側面やフチの部分にも緩やかな
曲線を取り入れ、直線や角が無い、手触りのいい仕上げとなっております。

続きまして、手前左側の鉄瓶。南部鉄器の小ぶりな1Lサイズの鉄瓶がようやく入荷しました。注文したのがまだ暑かった
昨年の8月で、ようやく入荷した頃には冬は終わってしまっておりました。ですが相変わらず問い合わせも多く、いずれに
せよ鉄瓶はヤカンと同様に季節関係なく年中使うモノなので、お待ちいただいておりましたお客様はこの機会にぜひ。

IMG_3218

最後はもう皆様おなじみの三重県 桑名鋳物の蚊遣り器です。もうこの季節がやってまいりました。まだ寒い2月頃から既に
何人かのお客様から 『 今年はいつ?』 というお問い合わせをいただいており、最近は少し暖かくなってきたせいもあって、
ムシがフラフラと飛んでいるのが目に付くようになってきたので、昨年よりだいぶ早いですが早速導入しました。
と、この文章を打っている最中にも 『 昨年買いそびれたので』というお客様がいらっしゃって、お買い上げいただきました。

長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。今月は月末からのゴールデンウイークに向けて、まだまだこの後
も新しい商品の入荷が続きます。3月にのんびりしていた分4月は忙しくなってくるので、今後のMARKUSにご期待下さい。

このページの先頭へ