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春の嵐。怒涛の入荷ラッシュです。

3月も後半に入り、3連休目前で世間はすっかり春休み。卒業式があちこちで行われ、4月からの新しい旅立ちや生活に向けての準備に胸が膨らんでいる方も多い事でしょう。この春に進学や就職で新しい生活を始めるような若者にはあまり縁の無さそうなMARKUSですが、今週に入って春らしい新しい品物が、それこそ春の嵐のように続々と入荷しております。

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まずは、昨年の9月に行った島根県への仕入の旅で新たなお付き合いが始まった『袖師窯』さんより初めての入荷がありました。9月の仕入旅では島根に到着した初日に空港から車を飛ばして真っ先に向かった1番の訪問先だったのですが、この時に4件の新しいお付き合いが生まれまして、既に『石州 嶋田窯』さん、『森山ロクロ工作所』さんからの入荷があり、今回の袖師窯さんで第3弾となります。ちなみに袖師窯さんに教えてもらった松江市内の『東風』という蕎麦屋さんは絶品でした。そして最後のもう1件も4月にはご紹介できる事と思います。ご期待下さい。

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袖師窯は1877年に初代の尾野友市氏が松江市に窯を築いたのを始まりに3代目の敏郎氏の代では柳宗悦や河井寛次郎、バーナード・リーチの指導を受け、民藝の窯元として知られるようになった歴史ある窯元です。開窯から140年。現在は5代目の尾野友彦さんが袖師窯の長い歴史を引き継ぎ、出雲に伝承された技法を基礎として地元の土と原料を使い、日用品としての焼き物を作っています。

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袖師窯と言えばコレ。というモノはまさに使う人それぞれで、その作品群や個性は多岐にわたっております。共通して言える事は、時代と食卓を囲む生活を考えて作られたうつわであり、特定の形や技法、釉薬ではなく生活に合わせて変化するうつわ。という事です。工房にお邪魔した時も欲しいうつわ取り扱いたいうつわがありすぎて頭の中がまとまらなかったのですが、まずお付き合い第1弾はコレ。という事で今回は二彩のシリーズをお願いしました。軽やかで華やかで、これからの季節にピッタリのとても使い心地のいいうつわです。

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続いては今回で2回目の入荷となる秋田県の『白岩焼和兵衛窯 渡邉 葵』さんより、伝統の海鼠釉と白釉のプレート・マグカップ・酒器が届きました。今回も吸い込まれそうなほど美しい海鼠釉のブルーは健在で、作り手の渡邉さんいわく、『海鼠釉の発色もキレイで、よく焼けてます。』との事でした。昨年の11月に納品していただいた、少し深さのある丸皿もご好評いただいて残りわずかですが、今回入荷した2サイズのリムプレートも使い勝手がよく様々シーンで活躍してくれそうです。

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普段は比較的大きめの6寸や7寸皿をお求めの客様が多いため、4寸や5寸といった取り皿サイズは手薄になってしまうMARKUSですが、今回は4.5寸という絶妙なサイズ設定の深皿をご用意しました。また、昨年の年明け頃より渡邉さんと相談していたマグカップもMARKUS用に作っていただきました。もともと渡邉さんの作品としてあったワイン用カップの丸っとしたシェイプが気に入ってしまい、マグカップにアレンジしてもらったのですが、持ち手のカタチや位置など苦労の跡がうかがえます。

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そして今回は常設ではMARKUS初のお取り扱いとなるぐい呑みが届きました。 一昨年の岡田 崇人さんの個展の際に20点ほどの酒器を出品していただきまして、後にも先にもそれっきりだったのですが、最近になって私もようやく日本酒のおいしさがわかるようになってきたので満を持して品揃えに加えました。写真ではサイズ感がわかり難いかと思いますが、実物はかなり大きいです。届いた時は少しビックリしたのですが渡邉さんいわく『秋田では標準サイズ』だそうです。さすが米どころ酒どころの秋田。という事でしょうか。

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うつわ以外にもイロイロ届いております。まずは、およそ1年半ぶりの入荷となる長野県の米澤箒工房さんの『松本箒』です。初回となる前回が2015年の10月に届けて下さいまして、ちょうどその頃が新聞やメディアなどで松本箒が取り上げられ始めた頃で、その過熱ぶりにすぐに入手困難になってしまいました。最近はようやく少しばかり落ち着いてきたそうですが、今回の入荷分も無くなったら次はいつになる事やら?という感じです。

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米澤箒工房さんは『箒工房』といっておりますが農家でもあります。箒作りの材料となる日本国内でも珍しい『ホウキモロコシ』を全て自家栽培しており、それを箒に仕上げている農家であり職人でもあり現在はご家族3人で箒の制作をしています。米澤さんのモロコシはふんわりと柔らかく粘りがあります。掃き心地も柔らかく耐久性が高いため10年以上は使い続けることができ長年使い込んだ箒はアメ色に変化し何とも言えない風情があります。昨年収穫して乾燥させたホウキモロコシを束ねて箒に仕上げている為、まだ青々として爽やかなイ草の香りがします。

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怒涛の入荷ラッシュはまだまだ続きます。MARKUSでは定番のwoodpeckerさんの『いちょうの木のまな板』に直線的な長方形が加わりました。これまでの緩い曲線のタイプと数字上のサイズは同じですが、シンプルに道具としての『THE まな板』をお求めの方。とにかく面積すべてを目いっぱい使いたい。という方のご要望にお応えしましてラインナップに加えました。こちらは大のみの1サイズ展開です。

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最後に人気のMokunejiさんのコーヒーミルが素材(樹種)が変わって再入荷しております。今回よりこれまでのミズメからケヤキに変わっております。どちらも漆器の木地に使われるポピュラーな樹種ですが目が詰まったミズメに対してケヤキは木目の個性がよく表れていて、今まで以上に素材の個体差を楽しんでいただけます。

コレ全てここ数日で入荷した品物たちです。新しい品物が届き売り場の雰囲気も季節と共にガラッと変わったMARKUSをぜひのぞきに来てください。新しい発見がたくさんありますよ。

小島 鉄平 祭り ・・・ 宋艸窯・蜂谷さん・woodpeckerさん

7月に入りました。とっくに梅雨入りはしているものの降りそうで降らない、それでいてジメジメしているスッキリしない毎日ですが、今年も半分が過ぎて、もう間もなく本格的な夏がやってきます。あるテレビ番組では 『今年は観測史上最高の猛暑と、NASAが発表しました』と、恐るべきコメントを発表していましたが、もう38度とか39度では驚かなくなってきています。決して慣れではなく、もはや諦めですね。

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4月以降、ここ3ヶ月ほどはまとまった大きな入荷も無く、鳴りを潜めていた感のあるMARKUSでしたが、ようやく売り場がガラッと変わる程のインパクトと物量の入荷がありました。まさに渇ききった売り場に恵みの雨です。そしてこのたびMARKUSに恵みの雨をもたらしてくれたのは、およそ1年と3か月ぶりのご無沙汰となる、長崎の 『てつ工房 小島 鉄平』 さんと鹿児島の 『宋艸窯』 さんで、偶然にも同じ九州の作り手さんからでした。

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小島さんは長崎にお住まいなのですが、昨年の入荷以降、何度か東京でお会いする機会があり、一緒に飲んだり食べたりしている中で、今取り組んでいる事や今後やってみたい事。作品のスタイルや制作過程の事。更には現在、新しい薪窯を自ら制作中だがいつになったら完成するのか全く見通しが立っていない事など、色々と興味深い近況を直接ご本人からうかがっていました。

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そして今年の5月に中目黒のSMLさんで毎年行われているGOLDEN SLIPWAREというイベントで小島さんにお会いした際に、これまでの水墨画のようなタッチのスリップウェアとはまた違った作風の新作を見せていただき、それ以降、何度か小島さんと連絡を取り合って今回の入荷にこぎつけました。その数なんと130点。小規模な企画展レベルの数量です。

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小島さんはとにかく勉強熱心な方で、MARKUSにも何度か入荷した『押し紋』のシリーズなどは、2014年に出西窯など山陰の窯元に勉強しに行った際に身に付けた技法で作り出しました。そして今回の可愛らしいタッチのスリップは、同じく山陰・島根の名工 『舩木 研児 』先生へのオマージュとして考えられたそうです。ひとたび新しいカタチに取り組み感触をつかむと、とにかくたくさん作って色々試したい性分の小島さんなので、夢中になっている内にたくさん作ってしまった。という事で今回の 『 小島 鉄平 祭り 』 となりました。

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それでも、以前のタッチのスリップの方が好み。という方もいらっしゃると思いまして、今回は新旧織り交ぜた品揃えとなっております。例えば同じ鹿紋でもどのように印象が異なるか実際に並べて比べてみるのも面白いと思います。そして今回のラインナップですが、人気の六角と角皿・丸皿などの小さいモノから 5寸・6寸・7寸・8寸と幅広いレンジで取り揃えた平皿。毎回入荷のたびに人気の角鉢と新作の楕円鉢。柄も幅広く色んな模様を見ていただきたいと思いまして、1品目当たりの数も多めにご用意いたしました。

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そしてスリップと並んで人気の押し紋シリーズも、今回は特に人気の高い呉須を中心に、楕円鉢の大と中、そして角鉢といった感じで、特に大きなモノで、どちらかと言うと平皿より鉢物人気が集まる押し紋シリーズのテッパンの品揃えでご用意しました。今回の押し紋は改良に改良を重ねて、前回までの入荷分と比べると大幅に軽くなりました。前の入荷分が既に完売してしまっているので実際に比べる事はできませんが、見た目の重厚感や存在感はそのままに、明らかに軽くなり扱いやすくなっております。是非お手にとってお確かめ下さい。

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そして小島さんと1日違いで入荷した宋艸窯さんからは平皿が届いております。また今回は久しぶりにφ27㎝の大サイズも入荷しました。これでおよそ2年ぶりくらいで大・中・小の3サイズ3色が揃いました。今年は春にも平皿・マグ・湯のみ・楕円鉢などが入荷し、ハイペースに頑張っていただきましたが、平皿の入荷は年内はコレが最後です。そして秋頃にはマグとどんぶりが入荷する予定です。

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まだまだあります。岐阜県のwoodpeckerさんからは、しばらく欠品しておりましたイチョウの木のまな板が2サイズ。山桜のカッティングボードも2サイズ届いております。こちらも相変わらずの人気で、気が付いたらいつの間にか無くなっているという状態なので、なるべく切らさないように気を付けているのですが、早めに注文を入れても最近では生産がなかなか追いつかなくなってきているそうです。

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最後に益子で漆器を制作されている 『蜂谷 隆之』 さんから、昨年末に人気だった李朝椀のMARKUSオリジナル塗り分けバージョンが再入荷いたしました。ここ最近は暑い時期でも漆器をお求めになるお客様が多く、特に以前から人気の筒鉢や今回再入荷した李朝椀などは、今の時期ですとおそうめんや冷たいお蕎麦などをツルッといきたい時などにとても重宝します。

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7月に入り、急に活気づいてきたMARKUS。特に今週は毎日何かしらの品物が届いているので忙しくて夏バテどころではなくなってきました。暇が続くと身も心もダメダメになっていく私なので、毎日が忙しいというのはありがたい事です。今回の入荷ラッシュで売り場も随分変わって見応え充分です。2016年の後半戦を活気ある売場でスタートできました。皆様のお越しをお待ちしております。

『田中大喜 陶展』会期中ですが 【入荷とお休みのお知らせ】

ゴールデンウイークに突入しました。開催中の 『 田中 大喜 陶展 』 も5月1日(日)までと、大詰めとなってきましたが、連休中は新しいお知らせの更新がなかなかできそうもないので、先にここで連休中に備えて入荷した品物とお休みのお知らせをさせていただきます。

5月2日(月)は益子への仕入の為、お休みさせていただきます。

この他の5月のお休みは連休明けに改めてお知らせ致しますが、ひとまず今回は直近のお休みだけお知らせしておきます。よろしくお願い致します。

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まずは、千葉県 館山より 『 志村 和晃 』 さんの粉引きのうつわが届きました。いつもは黄色の淡黄釉や青い瑠璃釉なども一緒にお願いしているのですが今回は粉引き一色推しです。その分、人気の菊輪花皿やカップ、鉢物など1種類当たりの数は多めに作っていただきました。いつもは気が付くといつの間にかなくなってしまう粉引きですが、今回はもう少し長くもちそうです。

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岐阜県 飛騨の 『 安土 草多 』 さんのガラスのペンダントライトです。3月に入荷した分も完売してしまったため、先日のTOKYO CRAFT MARKETに一緒に出店した際に、その場で仕入れさせていただきました。前回の入荷分があまりにも早くなくなってしまったため、MARKUSでの売れ筋がいまひとつ掴めていないのですが、今回は人気のある形を安土さんにセレクトしていただきました。

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長野県 松本の 『 大久保ハウス木工舎 』 さんの栗材のヘラがたくさんです。大久保さんも先日のTOKYO CRAFT MARKETでご一緒した際に、終了後の片付けの時に根こそぎいただいてきました。今回は直販のイベント用という事で、普段はお店に卸さないいろんな形のヘラをいただいてきました。長さ・厚み・握りや先端の感触、全て微妙な変化があり、今回もマイベストな1本を選ぶのが大変そうです。

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岐阜の 『 woodpecker 』 さんからは、しばらく欠品してしまっておりましたイチョウの木のまな板が再入荷しております。今回はいつもの緩いカーブを描いたハンドル付きのモノに加え、MARKUSオリジナルを作っていただきました。目いっぱい広く使えるようにハンドル穴をなくし、その代わりに寝かせて置いた時に手に取りやすいよう側面を斜めにカットして指がかかりやすくしてみました。

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まだまだ続きます。昨年あたりから人気急上昇で、一部では入手困難と噂の 『 Semi-Aco 加賀 雅之 』 さんから、いつものPan皿、Onigiri皿、コースターが届いております。近頃はとてもお忙しくて製作が追い付かなくなってきているそうなのですが、何とか頑張ってゴールデンウイークにギリギリ間に合わせて下さいました。もう、感謝です。このお気持ちがありがたいです。

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ここからは季節商品のご紹介。今年は新しい日傘を導入してみました。『 傳 tutaee 』 さんという台東区にアトリエを構える布モノを中心としたモノづくりをされているデザイナーさんで、初めてのお付き合いとなる今回は 『 ツタエノヒガサ』と名付けられたラインナップから、渋めのトーンの大人めな日傘をご用意しました。

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静岡県の浜松で大正時代前後から盛んに行われていた 『 注染(ちゅうせん)』 という元々は手ぬぐいや浴衣生地を染め上げる技法によって、『傳 tutaee』さんデザインの図柄に染められた生地を、東京の下町の傘職人さんの手によって日傘に仕上げられています。傘は江戸時代から分業で作られるモノの代表的なプロダクトでしたが、その古き良きモノづくりが今の時代にもしっかりと息づいています。

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お次は、いつもの 『 SUMAU nani iro TEXILE 』 のガーゼ手ぬぐいの今年の夏柄が揃いました。昨年の秋冬柄も若干残っているので、一部だけちょっと渋めのトーンですが、今年の夏柄は比較的パキッとした色使いが多いようです。でも柔らかな手触りの気持ち良さは毎年変わることはありません。

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そして、MARKUS 夏の人気商品と言えばコレ。香川県 高松市の 『 プシプシーナ珈琲の 水出しコーヒー 』 です。ここ1~2年ほどでMARKUSの近所には自家焙煎でコーヒー豆を販売するコーヒー屋さんが増えてきた事で、専門店でもないMARKUSが豆を販売する事にちょっと気が引けてきて、しばらくコーヒーはお休みしていたのですが、コレはやります。夏になったらやっぱりコレです。

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コレで最後です。先日もチラッとご紹介しましたが今年も蚊遣り器の季節がやってきました。MARKUSの夏の定番人気商品、『 桑名鋳物の蚊遣り器 』 です。今年は割と早い段階からお求めのお客様が多く、既に1柄だけ欠品してしまっておりましたが、5月1日に再入荷の予定で6柄全てが揃います。緑が多い吉祥寺は、これから蚊に悩まされる季節に入りますが、今年もコレで乗り切りましょう。

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今年も新商品の入荷や季節商品の始まりで盛りだくさんなゴールデンウイーク。5月2日の益子仕入れでは、いつもの 『 原 泰弘 』 さんのすり鉢や土瓶。そしてすりこぎなどを持ち帰ってくる予定です。盛りだくさん過ぎて一部置き場所がなくなる品物が出てくるかもしれませんが、例年以上にたくさんの品物をご用意して皆様のご来店をお待ちしております。どうぞゴールデンウイークは吉祥寺 MARKUSへ。よろしくお願いします。

 

嬉々として木々

2月に入りました。節分も終わり立春も過ぎ日中の日差しの中に春の気配もほのかに感じられる今日この頃。先日の3日と4日は連休をいただきまして、3日は終日都内の雑貨業界の展示会巡り、そしてその夜から夜行バスで京都に行きまして、4日は今年の4月末から開催する陶芸の作家さんの個展の打ち合わせをしてきました。久しぶりの京都だったので強行スケジュールにもへこたれず、空き時間には河井寛次郎記念館や平安神宮の近くに新しくできた蔦屋書店を見てきたりと、しっかり街ブラもしてきました。
東京に帰ってきた私を待っていたのは入荷の数々でした。それも刳りモノ・挽きモノ・塗りモノといった木製品の数々、木工品好きの私としては嬉々として検品~品出しに勤しみました。

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という事でまずは、長野県の松本で活動されている『大久保ハウス木工舎』さんの各種木ベラと拭き漆のレンゲ&匙です。昨年の11月に先行していくつかの木ベラが入荷しましたが、それらもほぼ無くなってしまった絶妙なタイミングで、同じ時期に注文していたレンゲと匙、そして木ベラの追加分が入荷しました。道具マニアと言っても過言ではない大久保さんは数々のカンナやノミを駆使して柔らかく、ときにはシャープな絶妙な曲線を作り出します。今回新しく入荷したレンゲや匙も柄の握りやすさと口当たりの良さを追求して削られています。あえてカンナの跡を残した表面は手触りが気持ちよく、使う楽しみと愛着が湧いてきます。

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お次はここ最近、月イチ入荷が続いている兵庫県 丹波篠山で活動されている『野澤裕樹』さんからオーク材のリムプレートが届きました。今回届いたのは6寸と7寸のリムプレートで、昨年の12月に入荷した9寸のプレート兼トレイと合わせて3サイズ揃いました。洋磁器のパン皿やケーキ皿ようなフォルムですが、実際手に取ってみるとモッチリとした厚みがあり木の温かみが感じられます。野澤さんいわく、木のプレートだからと言って遠慮せず、ガンガン使って気軽の水洗いしてシミ付いたり油分が抜けて質感が変わってくる変化を楽しんで欲しい。との事です。気になる方は時々油を馴染ませてメンテナンスしていただければ、それはそれで違った変化を楽しむ事ができます。

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 そしてこちらは久しぶりの入荷、岐阜県で活動されているwoodpecker(福井 賢治)さんの作る、山桜のカッティングボード(大・小)が届きました。woodpeckerさんと言えばMARKUSではイチョウのまな板が大人気ですが、こちらの山桜のカッティングボードもMARKUSでは開業以来の人気商品で、贈り物などにもご好評いただいております。最近はこれだけの大きさのカッティングボードが作れるほどの良質な山桜がなかなか手に入りにくくなってきているそうで、今回久しぶりに入荷しましたが、この後またしばらくの間欠品してしまうそうです。気になる方はお早めにどうぞ

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最後に昨年末からずっと欠品しておりました、栃木県の益子で活動されている『蜂谷 隆之』さんの多用椀が再入荷しました。年末は特に、お正月用にと『ちょっといいお椀』をお探しの方が多く、蜂谷さんの漆器が大人気でした。この多用椀は見込みが広くたっぷりとしているので具が大きい豚汁やけんちん汁などにも最適で布着せされた縁の部分は口当たりが柔らかく、お正月などの特別な日だけでなく、ぜひ普段のお食事の際にもお使いいただきたい漆器です。比較的たっぷりとした大きさのうつわですが腰の部分が若干張り出している形なので女性の手でも片手でしっかり持つことができます。

堰を切ったように入荷が続きます

いつの間にか4月です。皆様ご無沙汰しております。3月はPCの機嫌が悪い事を理由にお知らせの更新を全然しておらず
スミマセンでした。PCが作業中にすぐ固まってしまうのも大きな理由のひとつですが、3月のMARKUSが引きこもったように
気配を消していたのは、ズバリ  『 皆様にお知らせできるようなインパクトのある商品入荷が全然無かった。』 からなのです。

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普段あまり個展などをしないMARKUSですが、常時20人以上の作家さんとお付き合いをし、常に繰り返し注文をしている
ので、毎月必ず少なくとも2~3人の作家さんから品物が入荷して毎月必ず売り場も変わり、いつご来店されても新しい何か
をご提案できていたのですが、どういう訳か3月は一切誰からも入荷がありませんでした。それどころか3月から始めようと
思って事前発注していた新しいプロダクトモノも軒並み欠品で、変わり映えしない店内と品揃えにストレスを感じていました。

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それが4月に入った途端、3月の間誰かが堰き止めていた入荷が、ダムが決壊したかのように一気に流れ込んできました。
久し振りのまとまった入荷にテンションが上がったので、停滞していた3月の分を取り戻す勢いで一気にご紹介致します。

まずは2月末に第1便が入荷した、愛知県の常滑で活動されている 『 冨本 大輔 』 さんのクラシカルな染付のうつわ達の
第2便が届き、MARKUSでのお取扱いとなるフルラインナップが勢揃いしました。

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初回入荷となる前回は、飯碗 ・ 小どんぶり ・ 5寸鉢 ・ 7寸鉢 といった鉢物中心でしたが、今回の入荷では、5~7寸皿 ・ 
どんぶり ・ 6寸鉢 ・ そば猪口 と、それぞれ3柄 ( そば猪口は4柄 ) づつ揃い、かなり見応えのある品揃えとなりました。

個人的にはそば猪口がお気に入りで、おそばを食べる時はもちろんの事、お茶でも日本酒でも焼酎でも、そして熱くても
冷たくても使いやすくよく合います。小鉢として酢の物や和え物などにも見栄えが良く、使用頻度が高いうつわです。

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ベーシックな柄ですが、一つ一つに個性があり選ぶ楽しみがあります。そして、その器ひとつひとつ異なる個性に、何とも
言えない手仕事の風合いを感じます。質感もサラッとして気持ちよく、形状も収納する際に安定感があり、手に収まりが
よく扱いやすいよう考えられている為、長い間愛着を持ってずっと使ってきたかのように、生活の中にスッと溶け込んで
くれる普段使いのうつわです。

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続きましては、久し振りの入荷となる、滋賀県の大津市で活動されている 『 田中 大喜 』 さんのうつわが入荷しました。
これまで田中さんのうつわは、透き通るような 『灰釉 』 と深みのある 『 黒鉄釉 』 の2色展開でお取扱いをしておりましたが、
今回は、田中さん自身も昨年あたりから積極的に製作されている、美しいブルーグレーの 『淡灰釉 』 と 錆びたような渋い
茶色の 『 茶斑釉 』 の2色を、MARKUSとしては新たに導入させていただきました。

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実は今回入荷した淡灰釉と茶斑釉のシリーズは、クラフトフェアなどの野外イベントでしか現物を見ておらず、それでも
この深みのある色合いが気に入って作っていただいたのですが、今回お店に入荷して初めて室内の照明の下で品物
を手に取って見たら、太陽の光の下で見るよりずっと深みがあり複雑な色合いをしている事に気付き、更に惚れ込んで
しまいました。これまでの灰釉と黒鉄を明るくメリハリのある 『 昼のうつわ 』 とするならば、今回の新シリーズは深く溶け
混んでいく 『 夜のうつわ 』 とでも言いましょうか。

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初回となる今回は定番的な形のモノを広く薄くという感じですが、今後の動向を見て、これまでの灰釉 ・黒鉄釉シリーズと
新しい淡灰釉 ・茶斑釉の2本柱にして、交互に入荷するように扱って行こうと考えております。

ご紹介したいモノがたくさんあって長くなってきたので、ここから先は駆け足でにご紹介します。
ちなみに下の写真の右側にある、丸っとして小さなくちばしがかわいらしい2色のポットも、先程の田中大喜さんの作です。

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まずは、当店でも以前より山桜のお皿やカッティングボード、いちょうの木のまな板が人気の『 woodpecker 』の福井 賢治
さんよりなめらかなシェイプと木目が美しいケヤキの木のトレイが2サイズ入荷しました。側面やフチの部分にも緩やかな
曲線を取り入れ、直線や角が無い、手触りのいい仕上げとなっております。

続きまして、手前左側の鉄瓶。南部鉄器の小ぶりな1Lサイズの鉄瓶がようやく入荷しました。注文したのがまだ暑かった
昨年の8月で、ようやく入荷した頃には冬は終わってしまっておりました。ですが相変わらず問い合わせも多く、いずれに
せよ鉄瓶はヤカンと同様に季節関係なく年中使うモノなので、お待ちいただいておりましたお客様はこの機会にぜひ。

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最後はもう皆様おなじみの三重県 桑名鋳物の蚊遣り器です。もうこの季節がやってまいりました。まだ寒い2月頃から既に
何人かのお客様から 『 今年はいつ?』 というお問い合わせをいただいており、最近は少し暖かくなってきたせいもあって、
ムシがフラフラと飛んでいるのが目に付くようになってきたので、昨年よりだいぶ早いですが早速導入しました。
と、この文章を打っている最中にも 『 昨年買いそびれたので』というお客様がいらっしゃって、お買い上げいただきました。

長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。今月は月末からのゴールデンウイークに向けて、まだまだこの後
も新しい商品の入荷が続きます。3月にのんびりしていた分4月は忙しくなってくるので、今後のMARKUSにご期待下さい。

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